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高病原性鳥インフルエンザQ&A(東京都)
鳥インフルエンザに関するお問い合わせについては、それぞれの専門の部署で受け付けております。
お問い合わせの電話番号と時間については、お手数ですが、次の相談窓口にお願いします。


目次

1 鳥インフルエンザについて
2 食品関係
3 人への感染可能性
4 ペット関係
5 学校の鶏類関係
6 野鳥その他
7 融資制度
8 相談窓口

1(鳥インフルエンザについて)

Q1 鳥インフルエンザとはどんな病気ですか?

A1 
 鳥インフルエンザとは、鳥類がA型インフルエンザウイルスに感染して起こる病気です。鳥類に感染するA型インフルエンザウイルスを総称して鳥インフルエンザウイルスと呼びます。
 鳥インフルエンザウイルスに感染して発病するのは、鶏や七面鳥等の家きんが主で、野鳥はほとんど発病しません。
 鳥インフルエンザウイルスの中には、鶏などを死亡させる強毒な株(H5亜型、H7亜型など)があり、我が国では家畜伝染病予防法の規定により、家きん(鶏、うずら、あひる、きじ、だちょう、ほろほろ鳥及び七面鳥)がこのような強毒性の鳥インフルエンザウイルスに感染した場合は、「高病原性鳥インフルエンザ」と呼び、同法に基づく厳重なまん延防止措置が行われます。
 また、H5及びH7亜型以外の弱毒な鳥インフルエンザウイルス感染による家きんの病気は、「鳥インフルエンザ」と呼び、診断した獣医師等に届出が義務付けられています。

Q2 高病原性鳥インフルエンザにかかると鶏はどうなりますか?

A2
 感染鶏群では死亡する鶏が増加します。症状は、元気消失、食欲・飲水欲の減退、産卵率の低下、呼吸器症状、下痢、肉冠・肉垂・顔面の腫れやチアノーゼ、脚の浮腫や皮下出血、神経症状などが見られます。
 症状は、ウイルスの病原性の強さ、家きんの感受性、他の病原体との混合感染の有無、環境要因などによって多様です。病原性が強い場合は、鶏は短期間に高率に死亡します。病原性が弱い場合は、不顕性感染(感染していても症状が出ない。)や一時的な元気消失等が認められるだけの場合も多いです。

Q3 これまでの発生状況を教えてください。

A3
 日本では、1925年にH7N7亜型による発生が報告された以降、発生は確認されませんでしたが、2004年1月に山口県で79年ぶりのH5N1亜型ウイルスによる発生があり、その後、同年2月に大分県(愛玩鶏)と京都府(養鶏場2戸)で発生(H5N1亜型)が確認されました。
 2005年には茨城県(40戸)と埼玉県(1戸)の養鶏場で、感染した鶏がほとんど症状を示さない弱毒タイプのH5N2亜型ウイルスが確認されています。
 さらに、2007年1月に宮崎県(3戸)と岡山県(1戸)の養鶏場で強毒性のH5N1亜型ウイルスによる発生がありました。
 また、2009年2月、愛知県においてうずら農場で弱毒性のH7N6亜型ウイルスの感染が確認され、2009年4月現在、まん延防疫措置が実施されています。

Q4 高病原性鳥インフルエンザウイルスが海外から日本へ侵入するルートには、どんなものがありますか?

A4
 日本への侵入ルートとしては、1)輸入された鳥類が感染していて侵入する場合、2)渡り鳥や野鳥が感染していて侵入する場合、3)発生国からの輸入肉・卵などから侵入する場合、4)発生国から人が持ち込んで侵入する場合が考えられます。
 なお、鶏を含む全ての鳥類及びその肉や卵は、国が行っている輸入検疫で監視されており、現在、高病原性鳥インフルエンザ発生国からの輸入は停止されています。
 また、輸入可能な国からの鳥類及びその肉や卵の輸入に関しては、原則として、輸出国政府機関発行の検査証明書(高病原性鳥インフルエンザに係る無病証明等)の添付が義務づけられています。詳細は、厚生労働省検疫所のホームページ及び農林水産省動物検疫所のホームページをご覧下さい。

Q5 ウイルスが農場へ侵入するルートには、どんなものがありますか?

A5
 農場への侵入ルートとしては、1)ウイルスに感染している家きんを導入した場合2)ウイルスに汚染された器材・車両・卵ケースなどを使用した場合、3)人の衣服、手、長靴などを介してウイルスが持ち込まれた場合が考えられます。また、4)感染した野鳥やウイルスに汚染したハエ等の衛生害虫、ネズミ等の衛生動物や野生動物がウイルスを持ち込む可能性があります。

Q6 東京都の高病原性鳥インフルエンザ防疫対策は?

A6
 万一の発生に備え、東京都では、関係機関との連絡体制の整備や情報収集、迅速診断のための機器整備、防疫従事者の研修、訓練や発生時に使用する防疫用資材等の備蓄を行っています。
また、養鶏農家に対しては、モニタリング検査及び立入検査等による監視体制の強化を図るとともに、ウイルス侵入防止等の衛生管理指導、異常鶏の早期通報の周知徹底等を行っています。

Q7 養鶏農家が行なうべき高病原性鳥インフルエンザ対策は?

A7
 養鶏農家の方々は、以下の事項を参考に高病原性鳥インフルエンザ対策に取り組んで下さい。
(1) すずめ、からす等の野鳥の鶏舎等(飼料置場、堆肥舎等)への侵入防止対策(防鳥ネットの設置等)を強化すること。
(2) ねずみ、いたち等の衛生動物、害獣及びハエ、ゴキブリ等の衛生害虫対策を強化すること。
(3) 給水用の水は、飲用に適したものか、消毒したものを用いることとし、野鳥や野生動物との接触が考えられる生水を家きん等に与えないこと。
(4) 家きん等の飼養場所(以下「農場」という。)の出入口に消毒槽を設置する等により、車両、器具、従 業員等の衣服、長靴及び身体等の消毒を徹底すること。
(5) 関係者以外の農場への出入を厳しく制限すること。
(6) 農場内に複数の鶏舎を有する場合には、鶏舎若しくは鶏舎群ごとに飼養管理者を適正に配置すること、または鶏舎若しくは鶏舎群ごとに作業衣、長靴、器具等を適切に交換、若しくは消毒することにより、鶏舎間での感染を防止する飼養管理を徹底すること。
(7) 従業員等に対し、適切な衛生管理方法等の教育を徹底すること。
(8) 家きん等の日常の健康観察を励行すること。
(9) 本病の発生を疑う症例を発見した場合には、死亡家きん等の羽数の多少にかかわらず、直ちにその旨を家畜保健衛生所に通報すること。
(10) 日常の飼養管理の記録をつけること(鶏の飼養状況、導入状況、死亡鶏の発生状況、飼料購入状況、鶏卵販売状況、その他、万一の場合の感染源等に関する疫学調査の参考となる事項)。
(11) 鶏を導入する場合は、相手先の衛生状況等に関する情報を十分確認すること。
(12) ニューカッスル病、伝染性気管支炎等の鶏呼吸器病のワクチン接種を励行すること。
(13) 養鶏関係者の本病の発生国や地域への旅行等は、できるだけ自粛すること。やむおえない場合は、養鶏関係施設、生鳥市場等に立ち入らないこと。
 また、海外から加熱処理等必要な条件を満たしていない畜産物を土産物として日本国内に持ち込まないこと、帰国後一定期間は養鶏農場へ立入らないこと。


2 食品関係

Q1 鶏肉や鶏卵を食べて、鳥インフルエンザにかかることがありますか?

A1
 鳥インフルエンザについては、これまで、海外では感染家きんと密接に接触した人等への感染事例が報告されていますが、鶏肉や鶏卵を食べたことによって人に感染した事例の報告はありません。
 内閣府食品安全委員会も鶏肉や鶏卵は「安全」とする見解を示しています。詳細は食品安全委員会のホームページをご覧下さい。

Q2 市販されている鶏肉や鶏卵は安全ですか?

A2
 鶏肉、鶏卵を食べることにより、人が鳥インフルエンザウイルスに感染した例はありません。鶏卵を「生」で食べることが健康を損なうおそれがあるとの知見はこれまでありませんが、不安な方は、加熱(中心部が70℃に達する加熱)することをおすすめします。また、鶏肉は、食中毒予防の観点から、十分加熱して食べてください。

Q3 発生農場から食品として流通した鶏肉や鶏卵は回収する必要があるのでしょうか?

A3
 一般に食鳥処理場や卵選別包装施設などで食用に処理された鶏肉や鶏卵は、ウイルスに汚染している可能性や、これを通じて家きんがウイルスにさらされる可能性が低いことから、家畜衛生の観点から回収する必要はないとされています。
 さらに、食品としての鶏肉、鶏卵を食べることにより、人が鳥インフルエンザウイルスに感染したという報告はないことから、食品衛生の観点からも回収する必要はありません。

3 人への感染の可能性

Q1 これまで鳥インフルエンザウイルスがヒトに対して感染した例がありますか?  

A1
 現在の流行は2004年1月頃から東南アジアで始まり、東南アジア、中央アジア、東アジア、東欧、アフリカなどの地域に拡大しています。
 2003年12月以降、WHOに報告されたヒト患者の発生数(H5N1亜型ウイルスによるもの)は、合計15カ国、412症例(うち死亡例数256例)です。(2009年3月23日現在)  
最新の情報については国立感染症研究所感染症情報センターから入手できます。

Q2 鳥インフルエンザウイルスは、どのような場合にヒトに感染するのですか?

A2
 ヒトへの鳥インフルエンザウイルスの感染は、感染した鳥との密接な接触が原因と考えられています。特に感染した鳥の内臓や排泄物に接触した場合に感染につながることが多いと考えられます。感染した鳥の鶏肉や鶏卵については、十分に加熱すれば安全と考えられています。またヒトからヒトへの感染について、家族内での感染伝播が疑われる事例が報告されています。しかし、現時点ではヒトからヒトへの感染は極めてまれであり、例外的であると考えられます。

Q3 鳥インフルエンザウイルスが、ヒトに感染するとどの様な症状がでますか?

A3
 ウイルスに感染して概ね2日〜8日の潜伏期間の後に発病します。症状は、通常のインフルエンザに似た高熱、咳などの他、さらに重症の肺炎や多臓器不全を伴い重症化して死に至る場合もあります。

Q4 人ではどのような予防方法がありますか?

A4
 鳥インフルエンザが発生している流行地では、養鶏場の出入りや生きている鳥を扱っている市場には行かないようにしてください。また、死んだ鳥や鳥の排泄物にも触れないようにしてください。

Q5 鳥インフルエンザの流行地域へ海外旅行に行っても大丈夫でしょうか?

A5
 現在、WHOからは特に渡航制限は出ておりませんが、流行地では生きた家畜を売る市場、家禽飼育場などの家禽との接触を避けるよう勧告が出ています。

Q6 鳥インフルエンザの流行地域から帰国した際に気をつけることは何でしょうか?

A6
 特に症状のない場合は通常の生活を続けて問題ありません。ご心配な場合はご自宅の最寄りの保健所に相談して下さい(Q11参照)。帰国後に鳥インフルエンザを疑うような症状(Q3参照)が出現した場合には、医療機関に流行地域からの帰国者であることを伝え、念のためマスクなどをして受診してください。

Q7 鳥インフルエンザの流行地域から帰国後に発熱したがどうすればよいですか?

A7
 帰国後、潜伏期間中(2日〜8日[最大17日])に急な発熱(38.0℃以上)などのインフルエンザ様の症状が出た場合は、速やかに最寄りの保健所(夜間、休日は保健医療情報センター「ひまわり」)に相談して下さい。医療機関への受診を指示された場合は、事前に医療機関に渡航先と渡航期間について伝えてから、マスクを着用の上受診して下さい。

Q8 ヒトのインフルエンザワクチンは鳥インフルエンザに対して有効ですか?

A8
 現在使用されているヒト用のインフルエンザワクチンは、A香港型、Aソ連型、B型に対するワクチンで、鳥インフルエンザウイルスとは別の型のため、鳥インフルエンザに対しては効果がありません。
 なお、ヒトが鳥インフルエンザとヒトのインフルエンザに同時に感染すると、ウイルスが変異(遺伝子再集合)して新型のインフルエンザウイルスが生まれるおそれもあります。このため、養鶏場関係者など鶏等と直接接触する人は、ヒトのインフルエンザに感染しないようインフルエンザ予防接種を受けることをお勧めします。

Q9 鳥インフルエンザウイルスにヒトが感染した場合の診断方法と治療方法を教えてください。

A9
 まず発熱、咳などの症状と、鶏など家禽との接触歴、流行地域などへの渡航歴を調べます。
 そして血液検査、胸部X線撮影を行うとともに、迅速診断キットでインフルエンザウイルスに感染しているかどうかを調べます。上記の結果によっては、さらにウイルスの型(香港型かソ連型かそれ以外か)を調べる為に、詳細な検査(PCR法など)を行います。
 A型およびB型インフルエンザウイルスによる人のインフルエンザの治療に用いられる抗インフルエンザウイルス薬(リン酸オセルタミビル、ザナミビル水和物)が有効と考えられています。

Q10 人が鳥インフルエンザウイルスに感染した場合、隔離されますか?

A10
 現時点では、H5N1亜型の鳥インフルエンザの患者と診断された場合には、感染症法の「二類感染症」として、原則、入院勧告(隔離)となります。また、H5N1亜型以外の鳥インフルエンザについては「四類感染症」のため、入院勧告の必要はありませんが、症状等により入院になる場合もあります。

Q11 人が鳥インフルエンザウイルスに感染した場合、自宅などの消毒は必要ですか?

A11
 インフルエンザは飛沫感染が主体ですが、手指を介した接触感染もあります。患者の分泌物が付着した場所や、患者が直接触れた部分(ドアノブ、椅子、机など)は消毒の必要性が生じる場合があります。消毒液は、消毒用エタノールや次亜塩素酸などを使用し、これらの消毒液をしみ込ませたガーゼで拭いて下さい。


4 ペット関係

Q1 ペットで鶏を飼っています。どんなことに気をつけたらいいですか?

A1
 国内で高病原性鳥インフルエンザが発生したからといって、これまでペットとして家庭で飼われている鶏が直ちに危険になるということではありません。国内で発生した高病原性鳥インフルエンザの感染経路として、専門家は、日本に飛来する渡り鳥が運んできたウイルスが、衛生害虫や野生動物、人や物に付着して鶏舎内に持ち込まれた可能性を指摘しています。飼っている鶏に感染させないように、特に次のことに注意してください。
○ペットの鶏を渡り鳥などの野鳥に接触させない。
 ・飼養ケージを点検、補修して、野鳥が侵入できる穴などはふさぐ。
○野鳥の糞などがペットの鳥の水や餌を汚染しないように気をつける。
 ・水や餌は毎日取り替えて、常に清潔なものを与える。・餌は野鳥が侵入しない場所に保管する。
 ・野鳥が飛来する池の水を鳥の飲水に利用しない。
○人がウイルスを持ち込まないように気をつける。
 ・飼育舎に入る際は、専用の長靴にはきかえる。入り口に、消毒液の踏み込み槽を設置するとなお良い。
 ・飼主は高病原性鳥インフルエンザが発生している地域などへの旅行する場合は、養鶏場や生鳥市場等への訪問は控える。
 ・鶏を飼養する場所に関係のない人が立ち入らないように注意する。
○鶏の様子を毎日よく観察し、異常がみられたらすぐに動物病院に受診することも大切です。
 鳥インフルエンザに限らず、動物にも様々な病気があり、その中には人に移る病気もあります。糞尿は、手袋やマスクなどを着用して速やかに処理し、飼育小屋は毎日清掃する。動物には清潔な食べ物を与え、動物の衛生を保ち、動物に触った後は、手洗い・うがいを行うなどの日常の衛生管理をしっかりすることが大切です。

Q2 飼っている鶏が高病原性鳥インフルエンザウイルスを持っているかどうか、検査できますか?

A2
 鶏が高病原性鳥インフルエンザの強毒株に感染すると、高率に発病し死亡します。(弱毒株では、元気消失など軽い症状の場合もあります。)飼っている鶏が元気であれば、感染していることはまずありません。鶏などが急死したり、異常な症状がみられた場合は、動物病院へ受診し、獣医師等を通じて検査の必要があると判断されたら、家畜保健衛生所で検査を行います。

Q3 心配なのでペットの鳥を手放したいのですがどうしたらいいですか?

A3
 家庭などで隔離して飼われている鶏は、むしろ、感染の危険は少ないといえます。安易に公園や河川敷に捨てることは、逆に野鳥や水鳥などとの接触の機会を増やし、鳥インフルエンザを発生、まん延させる原因になるので、厳に慎んでください。また、飼っている動物を捨てること(遺棄)は「動物の愛護及び管理に関する法律」で罰せられます。安易に手放したりせず、冷静な対処をお願いします。

Q4 隣の家で鶏を飼っていますが、大丈夫ですか?

A4
 飼っている鶏が元気であれば、心配ありません。万一、近隣の養鶏場等で発生が確認されたとしても、感染家きんと直接接触するような事がないかぎり、心配はありません。一般的に鳥インフルエンザウイルスは容易には人に感染しませんが、例外的に一部のウイルスが人に家きんから直接感染することが報告されています。しかし、この場合は、人が感染家きんと濃密に接触していたために感染したと考えられます。

Q5 ペットでセキセイインコを飼っているのですが、大丈夫ですか?

A5
 国内で高病原性鳥インフルエンザが発生したからといって、これまでペットとして家庭や学校で飼われている鳥が直ちに危険になるということではありません。室内で飼育している鳥が感染する危険性はほとんどありません。野外で飼育している場合は、日常の飼養衛生管理を適切に行ってください(具体的な注意事項については、Q1参照)。冷静な対応をお願いします。

Q6 ペットの小鳥の元気がないのですが、鳥インフルエンザでしょうか?

A6
 小鳥の健康異常にはいろいろな原因があります。一般に小鳥の病気は急激に悪化しやすいので、早めに獣医師に相談してください。

Q7 ペットの鳥が死んだのですが、どうしたらいいですか?

A7
 鳥は生き物ですから、人と同じようにいつかは死んでしまいます。そして、その原因も様々ですから、鳥が死んだからといって直ちに鳥インフルエンザを疑う必要はありません。鳥インフルエンザにかかった鶏は、次々に死んでいくことが知られていますので、原因がわからないまま、鳥が次々に連続して死んでしまうということがない限り、鳥インフルエンザを心配する必要はありません。
 原因がわからないまま、鳥が連続して死んでしまったという場合には、素手で触ったりせずに、なるべく早く、獣医師に相談してください。
 死んだ原因がわかっている場合は、民間の動物霊園に依頼するか、また区市町村の清掃担当課・地域の清掃事務所などに相談してください。診察した獣医師や清掃担当課・清掃事務所などの指示があるときにはそれに従ってください。
 なお、いずれの場合でも動物の死体はゴム手袋などをして扱い、素手では直接触れないようにしてください。

Q8 外国で猫が鳥インフルエンザに感染したと聞きましたが、ペットの猫は大丈夫ですか?

A8
 高病原性鳥インフルエンザに猫が感染した例がドイツで報告されました。また、過去には、タイで、動物園のトラが感染したことの報告があります。
これは、鳥インフルエンザにかかった生の鶏を餌として与えられたり、感染した鳥やその死骸、糞などに接触したからと考えられています。国内で普通に飼われている猫は、鳥インフルエンザに感染した鶏を食べたり接触することはないので、心配ありません。
また、感染した猫から人間に鳥インフルエンザが感染した例は、これまで報告されていません。

Q9 ペットの猫に鶏肉を原料にしたペットフードを与えても大丈夫ですか?

A9
 市販のペットフード(ドライ、缶詰)は製造過程で加熱処理されていますので、心配ありません。

Q10 ペットの猫が野鳥を食べてしまいました。鳥インフルエンザに感染しましせんか?

A10 
 国内で鳥インフルエンザが発生しても、直ちに野鳥や野鳥を食べた猫が危険になるということはありませんが、野鳥は様々な病原体や寄生虫を持っている可能性があります。また、野生動物の保護の面からも、ペットの猫が野鳥を食べることは好ましくありません。屋内で飼育するなど、猫が野鳥を食べないように気をつけてください。

5 学校の鶏類関係

Q1 子どもの通う小学校で鶏を飼っていますが、大丈夫ですか?

A1
 国内で高病原性鳥インフルエンザが発生したからといって、学校で飼われている鶏が直ちに高病原性鳥インフルエンザにかかる危険性が高いということはありません。むしろ、学校できちんと管理され、隔離して飼われている鶏は、感染の危険は低いといえます。飼っている鶏が元気であれば、まず心配ありません。飼育小屋に病気を持ち込まない、また持ち出さないためにも動物を触った後は手洗い・うがいを行うなど、日常の衛生管理を心がけることが大切です。(具体的な注意事項については、ペット関係Q1参照)

Q2 学校で鶏を飼っています。どんなことに注意したらいいですか?

A2
 鶏の様子を毎日よく観察し、健康に異常が見られたらすぐに獣医師に相談してください。また、飼育小屋には、ウイルスを持ち込まないよう立ち入りの際は、十分注意してください。(具体的な注意事項については、ペット関係Q1参照)

Q3 学校で飼っている鳥が死んだのですが、どうしたらいいでしょうか?

A3
 連続して複数の鳥が死ぬなど鳥の異常死を発見した学校は、教育委員会に報告するとともに、獣医師等に相談してください。
 獣医師等が必要に応じて、検査の要否を家畜保健衛生所に確認した結果、検査をする必要があると判断された場合は、家畜保健衛生所が学校に対して状況を確認した上で検査を行います。
 なお、獣医師等に相談できない場合は、都庁の相談窓口(食料安全室、動物愛護相談センターなど)にお問合せください。


6 野鳥その他

Q1 庭にハトや野鳥がよく来るのですが、大丈夫ですか?

A1
 鳥インフルエンザウイルスは多種の鳥に感染すると言われていますが、人への感染事例は、病気の家きんと近距離で濃密に接触 した場合などに限られます。これまで、野鳥から感染した例はありません。しかし一般的には、野生動物にも様々な病気があり、その中には人に移る病気もあります。野鳥への過度な接触・給餌等は控え、糞尿には直接触れないようにすることが大切です。

Q2 野鳥が死んでいます。どうしたらいいですか?

A2
 野鳥は、厳しい自然環境の中で生活しているので様々な原因で死亡します。飼われている鳥と違って、エサが取れずに衰弱したり、環境の変化に耐えられずに死んでしまうこともあります。また、野鳥は鳥インフルエンザ以外にも様々な病原体や寄生虫を持っていたりします。死んだ野鳥を取り扱う場合には鳥インフルエンザだけでなく、こうした人と動物の共通感染症の病原体や寄生虫に感染防止に注意することが重要です。
野鳥が死んでいるのを見つけた場合には、細菌や寄生虫に感染しないよう、死亡した鳥を素手で触らずにビニール袋に入れて、きちんと封をして廃棄物として処分することが可能です。このような場合には直ちに相談していただく必要はありません。
なお、野鳥が多数して死んでいる場合には、野鳥についての相談窓口にご連絡下さい。

Q3 道路に生きた鶏が捨てられています。どうしたらいいですか?

A3
 遺失物または遺棄として、警察に届け出てください。


7 融資制度

Q1 高病原性鳥インフルエンザの影響を受けて売り上げが減少しているが、中小企業や畜産農家に対する融資制度はないですか?

A1
 中小企業向けには、東京都中小企業制度融資の「経営支援融資(経営一般)」が利用できます。対象は、前年度からの売上が5%以上減少(見込みも含む。)している中小企業者です。また、畜産農家向けには、「家畜疾病経営維持資金」が利用できます。対象は、広範囲に影響を与える家畜伝染病等の発生により深刻な影響を受けた農家です。

8 相談窓口

都内の養鶏農家の方のための相談窓口(家畜保健衛生所)

  平日昼間(9時から17時まで)
   TEL 042−524−8001
  夜間(17時から翌9時まで)及び土曜・日曜・祝日における緊急時の連絡先
   TEL 090−6941−4315

一般の方のための相談窓口

  ■ 鶏、あひる、うずら、きじ、だちょう、ほろほろ鳥、七面鳥についてのご相談
      平日昼間(9時から17時まで)
      産業労働局農林水産部食料安全室    TEL 03−5320−4845
  ■ 上記以外のペットの鳥についてのご相談
      平日昼間(9時から17時まで) 
      動物愛護相談センター
      または福祉保健局健康安全室       TEL 03−5320−4412
  ■ 野鳥についてのご相談
      平日昼間(9時から17時まで) 
      (23区)環境局自然環境部計画課     TEL 03−5388−3504
      (多 摩)多摩環境事務所自然環境課   TEL 042−521−2948
  ■ 鶏肉や卵などの食品についてのご相談
      平日昼間(9時から17時まで) 
      ご自宅の最寄りの保健所 
  ■ 鳥インフルエンザの感染が心配される自覚症状がある方のご相談
      平日昼間(9時から17時まで)は
      ご自宅の最寄りの保健所 

中小企業のための相談窓口

  平日昼間(9時から17時まで)
    産業労働局金融部金融課           TEL 03−5320−4877
    東京信用保証協会                TEL 03−3272−3151

(※注1)WHO:世界保健機関 国連の仕事のうち、保健衛生の分野を受け持つ専門機関