都市と農業・農地が共生するまちづくりを進めます
~都民の暮らしが潤う東京農業の推進~

東京の農業は、都民の食卓に新鮮で安全・安心な農畜産物を提供しています。また、緑豊かな農地は、生活環境に潤いと安らぎを与え、災害時の避難場所となるなど、都民生活の向上に多くの役割を果たしています。
現在、東京には約7,600haの農地があり、そのうち約6割を市街化区域内にある都市農地が占めています。しかし、都市化の影響や農家の相続の発生により都市農地は年々減少を続け、農地が果たす様々な機能が失われていくことが懸念されます。
そこで、都では、農地がもつ多面的機能が発揮されるまちづくりの実現を目指し、貴重な都市農地が保全されるための取組を計画的に進めています。

東京都の「農業・農地を活かしたまちづくり」の実現に向けた取組

I.東京都が目指す「農業・農地を活かしたまちづくり」の指針を作成する

「都市と農業・農地の共生」をコンセプトに、農業者や都民、行政などが連携して、貴重な都市農地を保全していく取組を進めるため、農業・農地の多面的機能を活かした優良事例の紹介やモデルの例示、まちづくりを進めるための手法などを提示しています。

II.区市において「都市と農業・農地が共生するまちづくりプラン」を作成する

都が策定したガイドラインを参考にして、農業・農地を活かしたまちづくりを実施しようとする区市が、農業・農地の持つ多面的機能を活かしたプランを作成しています。プランの作成には、農業者や農業団体の他、商工業者や地域住民も参加しています。


III.農業・農地を活かしたまちづくりを実現する

区市が、作成したモデルプランを実現していくため、まちづくりに必要な仕組みづくりや施設整備等を支援します。これにより、農業・農地の持つ多面的機能を発揮するとともに、良好なまちづくりの情報発信をしています。

お問い合わせ

産業労働局 農林水産部 農業振興課 企画調整担当
電話:03-5320-4831