東京都指導農業士制度

 都では、農業者の高齢化や後継者不足等による人材の確保・育成が大きな課題である一方、新規就農希望者が増えている現状を受け、東京農業のさらなる振興を図っていくため、平成28年度より指導農業士制度を創設しました。東京都指導農業士制度とは、農業技術や経営管理能力に優れた東京の農業者であり、農業の担い手に対する指導活動等により、力強い東京農業の発展に資する農業者に対し、都知事が認定するものです。

東京都指導農業士認定式について

 平成28年度の指導農業士の認定に当たっては、9月・10月に農業委員会へ申請書を提出し、農業委員会長に推薦された候補者について、11月24日に東京都指導農業士認定審査会を開催しました。その結果、都内20区市町村より計43名の東京都指導農業士を認定することに決定しました。また、12月21日(水)には、「平成28年度東京都指導農業士認定式」を開催し、認定証を交付しました。東京都では第1回目の認定となります。

【東京都指導農業士認定式】

 ・日時:平成28年12月21日(水)午後1時30分から午後4時まで

 ・会場:立川市女性総合センターアイム(立川市曙町2丁目36−2)

※午後3時からは講演会を開催し、全国指導農業士連絡協議会や他県における指導農業士の活動について学びました。
 【講演会講師】

  ・全国指導農業士連絡協議会 事務局  澤田 清 氏
  (公益社団法人 大日本農会 技術参事)

  ・神奈川県農業経営士協会 会長   秋本 秀充 氏

【平成28年度東京都指導農業士に認定された方々】

平成28年度指導農業士集合写真

【全国指導農業士連絡協議会・澤田講師】           【神奈川県農業経営士協会・秋本講師】

全国指導農業士連絡協議会による講演

神奈川県農業経営士協会による講演

指導農業士とは

 「指導農業士」とは、各地域で青年農業者の育成・指導に取り組む先進的な農業者のうち、知事が認定する者のことです。全国では45道府県で約1万人が指導農業士に認定されており、各地域の農業振興や担い手の育成のために活躍しています。

 参考)農水省HP 「指導農業士について」

 http://www.maff.go.jp/j/new_farmer/nogyoshi.html

東京都指導農業士の役割について

 東京都指導農業士は、主に東京農業の振興に関する活動、女性農業者や青年農業者が活躍できる環境づくり、担い手への指導を行います。

 担い手への指導では、農外からの新規参入者等、これから農業を始めようとする者に対する農業体験研修や、経験の浅い農業者に対する農業技術研修を行います。また、地域の農業者に対する農業経営の関するアドバイスも行います。

申請手続きについて

①東京都指導農業士認定申請書等を2部ずつ、管轄の農業委員会にご提出ください。(7月、8月)

②提出された申請書は、農業委員会長の推薦を経た後、区部及び多摩地域においては農業振興事務所、島しょ地域においては各支庁がとりまとめの上、東京都産業労働局農林水産部に提出されます。(10月上旬)

③東京都指導農業士認定審査会の意見を聞き、都は東京都指導農業士を決定します。(11月上旬)

④東京都指導農業士認定書交付式にて、認定証が交付されます。(12月上旬)

 <提出物の様式> 

 ・様式第1号(申請書).docx    ・記入例・様式第1号(申請書).pdf

 ・様式第2号-1(調書).xlsx    ・記入例・様式第2号-1(調書).pdf

 ・様式第2号-2(調書).xlsx    ・記入例・様式第2号-2(調書).pdf

 <参考:農業委員会からの推薦様式>

 ・様式第3号(推薦書).docx    ・記入例・様式第3号(推薦書).pdf

東京都指導農業士になるための要件

次のすべてに該当する必要があります。 
 ・東京都内に在住し、東京都内で農業に従事していること

 ・農業技術、経営管理能力に優れた経営者であること(経営者でない場合も、経営に積極的に参画し責任を

  分担していると認められる場合は該当します)

 ・認定農業者又はそれと同等と認められる農業者であること

 ・東京農業の担い手育成に理解と熱意があり、積極的な指導ができること

 ・農業体験研修又は農業技術研修の受入れが可能であること

 ・女性農業者や青年農業者が活躍できる環境整備(家族経営協定の締結等)を自ら実践していること、又は

  深い理解を示していること

東京都指導農業士による研修について

 東京都指導農業士に認定された方には、東京農業の振興に関する活動や、農業者が活躍できる環境づくりの推進、農業研修(農業体験研修及び農業技術研修)にてご活躍いただく予定です。研修は、研修作目や研修期間等に関して、受講希望者とのマッチングを経て開催されます。

 ・農業体験研修(5日程度):新規参入者等、農業経験がない者への農作業体験研修。農作物の栽培管理作業

  を中心に、出荷調整技術や販売方法などを学びます。

 ・農業技術研修(20日程度):農業技術向上を目指す者に対する技術指導研修。農作物の生育ステージに

  あわせて一連の栽培管理技術や出荷調整技術、販売方法などを学びます。

※研修内容は、研修受入農業者等の経営作目や研修実施時期によって異なります。

 <研修実施までの流れ>

①農業体験研修や農業技術習得研修を受けたい就農希望者の方は、(公財)東京都農林水産振興財団にご相談ください。

②農林水産振興財団では、就農希望者の方からどのような研修を受けたいかを伺い、体験研修等申込書に必要事項をご記入いただきます。

③農林水産振興財団では、申込書をもとに、研修受入可能な農業者や農業法人を選定し、研修受入を依頼します。

④農林水産振興財団では、具体的な研修内容について、受講希望者と研修受入農業者等とマッチングなどの調整を行い、日程や研修カリキュラムを作成し、それに基づいて研修を実施することになります。

⑤研修生は、傷害保険に加入し、研修受入農業者等のもとで研修を実施します。

⑥研修生は、研修終了後に研修報告書を作成し、農林水産振興財団に提出します。


※研修の実施に関しては、東京都農業会議又は東京都農林水産振興財団までお問い合わせください。

 公益財団法人 東京都農林水産振興財団  電話:042ー528-1357

 参考)パンフレット「平成29年度指導農業士制度のご案内」.pdf

    ・東京都指導農業士認定要綱.pdf

    ・東京都指導農業士認定要領.pdf