農地と農業の担い手

東京の農地

東京の農地面積は、2008年現在7,910haとなっており、これは東京都の総面積の3.7%に相当します。その内訳は、普通畑が74.2%、樹園地が22.0%、水田が3.8%となっています。
農地の地域別分布をみると、2008年現在区部が9%、多摩地域が77%、島しょが14%となっています。多摩地域のなかでは、北多摩地域の割合がいちばん高く、34%と都全体の3分の1強を占めています。75年以降の構成比推移をみると、区部の構成比は減少していますが、区部以外での地域間の割合に特段の大きな変化はみられず、すう勢としての農地の減少は、都内全域で同様の速度で進んでいるといえます。

農地面積の推移(東京)

農地面積の推移

資料 農林水産省「耕地及び作付け面積統計」
関東農政局「第55次東京農林水産統計年報」

農地面積の地域別構成比の推移(東京)

農地面積の地域別構成比の推移

資料 農林水産省「耕地及び作付け面積統計」
関東農政局「第55次東京農林水産統計年報」

東京の農家数

東京の農家数は、2005年1月1日現在1万3700戸となっていますが、これは2000年時に比べ1760戸(11.0%減)、さらに、10年前の95年と比較すると3667戸の減少(21.1%減)となります。
営農形態別の構成比をみると、主業農家が15.7%で、準主業農家が16.1%、副業的農家が21.9%、自給的農家が46.3%となっています。

都内農家戸数の推移

都内農家戸数の推移


「主業」:農業所得50%以上で年間60日以上農業に従事する65歳未満の者がいる農家
「準主業」:農業所得が50%未満で年間60日以上農業に従事する65歳未満の者がいる農家
「副業的」:年間60日以上農業に従事する65歳未満の者がいない農家
「自給的」:経営耕地面積が30a未満で、かつ過去1年間の農産物販売金額が50万円未満の農家

資料 農林水産省「農林業センサス」「農業構造動態調査報告」

基幹的農業従事者の年齢別構成比

基幹的農業従事者の年齢別構成比の推移をみてみると、60歳以上の割合は75年の32.1%に対し、30年後の2005年には63.2%に達しており、加えて、30歳未満の若年層の割合は1.8%と極めて低くなっています。また、農業従事者の平均年齢をみると、農業従事者全体では62.8歳となっており、男女別では、男性61.7歳、女性64.4歳と男性のほうが低くなっています。このように、東京の農業の根幹を担う従事者の高齢化が進んでおり、若年後継者の育成・確保が、今後、東京の農業を存続、発展させていくうえで大きな課題となっています。

基幹的農業従事者の年齢構成の推移(東京)

基幹的農業従事者の年齢構成の推移

資料 農林水産省「農林業センサス」