島しょ海域が中心の東京の水産業

東京の水産業は、伊豆諸島、小笠原諸島周辺海域を漁場とする島しょ漁業、東京湾を漁場とする内湾漁業及び多摩川、江戸川を主な漁場とする内水面漁業で構成されています。
2021年の島しょと内湾の漁業の総漁獲量は2,459トンで、このうち、島しょ海域が2,261トン(92%)、内湾海域が198トン(8%)となっています。島しょ海域は、わが国でも有数の好漁場であり、東京の水産業の中心となっています。生産額ベースでみると、島しょと内湾の漁業の総漁獲高は29億8,135万円で、その内訳は伊豆諸島、小笠原諸島からなる島しょ漁業が28億1,121万円(94%)、内湾漁業が1億7,015万円(6%)となっています。
2021年の漁種別漁獲量では、きんめだいが全体の39.1%を占め第1位、まぐろ類が12.9%、かじき類が9.1%、以下いか類、めだい、かつお類、すずき、てんぐさ、はまだい、とびうお、あさり類と続いています。

海区別の漁獲量及び漁獲生産額の推移(東京)

                                          

                                                         

(資料)「海面漁業生産量の推移」「内水面養殖生産量の推移」

      :東京都産業労働局調べ

     「内水面漁業生産量の推移」

      :東京農林水産統計年報(関東農政局東京農政事務所)・内水面漁業生産統計調査(水産庁)