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18 江戸更紗(えどさらさ)

18 江戸更紗(えどさらさ)
主な製造地
新宿区、豊島区、荒川区ほか
指定年月日
昭和58年12月27日
伝統的な技術・技法
  1. 型紙は、柿渋を用いて手漉和紙(てすきわし)をはり合わせた地紙又はこれと同等の地紙に切り込みをしたものとする。
  2. 型摺り染めは、手作業により行う。
  3. 地染めは、引き染めによる。
  4. 捺染糊は、もち米粉に米ぬか及び食塩等を混ぜ合わせたものとする。
伝統的に使用されてきた原材料
綿織物、絹織物
沿革と特徴

更紗(SARASA)は今から三千年以上前の遠い昔、インドで発祥しました。その技術は西はヨーロッパ諸国に東は中国へ伝えられ、またタイ、インドネシアへ、さらに海を越えて日本へ伝えられたといわれています。

更紗「SARASA」は、国際語として世界各国で使われています。

日本にはじめて更紗がもたらされた時期は、室町時代といわれ、ポルトガル、イスパニア、オランダのいわゆる南蛮船や紅毛船によって、インド更紗やヨーロッパ更紗が船載されたと伝えられています。

当時、日本人の衣料の材料は、ほとんどが絹や麻で、「SARASA」は、まったく知られなかった織物で、そのすばらしい素材(木綿)に対する驚きがあったものと思われます。

この更紗の魅力は、木綿に染められた五彩(臙脂(えんじ)、藍、緑、黄、茶)のカラフルな染め模様にあります。

私たちが更紗に対して、なんとなく異国情緒的なイメージをもつのは日本伝来の小紋や友禅とは異なって、原産地の風土の匂いとエキゾチックな感じがするからではないでしょうか。

江戸更紗の発祥は、江戸時代中期から末期にかけてといわれています。神田川をはじめとする東京の水は、硬水です。このため水中に含まれている鉄分が、染め上げるまでに化学反応をおこし、色が渋い色のものとなります。

そのため、江戸更紗独特の渋味が生まれ、「侘」落ちついた味わい「寂」枯れた渋味の入った色が完成します。

現在、我が国で産地を形成しているのは東京の江戸更紗だけです。

連絡先
産地組合名東京都染色工業協同組合
所在地〒169-0051 新宿区西早稲田3−20−12
電話03(3208)1521
ホームページhttp://www.tokyo-senshoku.com/
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