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2 東京染小紋(とうきょうそめこもん)

2 東京染小紋(とうきょうそめこもん)
主な製造地
新宿区、世田谷区、練馬区ほか
指定年月日
昭和57年12月24日
昭和51年6月2日(国)
伝統的な技術・技法
  1. 色彩及び図柄は、小紋調とする。
  2. 型紙は、柿渋を用いて手漉和紙をはり合わせた地紙又はこれと同等の地紙に彫刻したものとする。
  3. 型付けは、手作業により柄合わせする。
  4. 地染めは、引き染め又はしごきとする。
  5. 捺染糊(なつせんのり)は、もち米粉に米ぬか及び食塩等を混ぜ合わせたものとする。
伝統的に使用されてきた原材料
絹織物
沿革と特徴

小紋とは室町時代に発祥し、江戸時代に普及した型染めのことです。

大紋型染め(だいもんがたそめ)、中型染め(ちゅうがたそめ)に対して、細かい模様柄の型染めのことを小紋型染めと呼んでいたことからこの名が伝わったといわれています。

小紋の発達は江戸時代初期に武士の裃(かみしも)に細かな模様が染められるようになってからです。江戸には全国の諸大名家の江戸屋敷が置かれました。こうしたことから江戸の町に多くの武士階級が増え小紋の需要もたいへん多くなり諸大名家では各自特定の文様柄を決めて着用していました。はじめは武士だけの裃小紋でしたが江戸時代中頃から町人文化が栄えると小紋染めは庶民生活に必要な、きものや羽織等に染め上げるようになり需要が拡大し、盛んにつくられるようになりました。

明治の初めに発布された断髪令や欧風化の影響により男子の小紋の需要は大幅に減りました。しかし女性のきものとして需要が増え続け、明治中頃には小紋に草花模様を描いた訪問着等が出来、女性のきものの「華」として、今日まで親しまれています。

現在、東京染小紋は、東京で型彫りをし、染められるものをいいます。この型彫りは錐と小刀を使って文様を彫ります。その種類は「錐彫り」「突き彫り」「引き彫り」「道具彫り」等があげられます。そして型紙を一度に7、8枚重ね、長さ13cm幅40cmの間に彫ります。なかには、細かい柄で、3cm平方に千個以上の穴をあけるものもあります。こうした型彫りの文様が、すばらしい小紋を作り出します。

連絡先
産地組合名東京都染色工業協同組合
所在地〒169-0051 新宿区西早稲田3−20−12
電話03(3208)1521
ホームページhttp://www.tokyo-senshoku.com/
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