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21 江戸衣裳着人形(えどいしょうぎにんぎょう)

21 江戸衣裳着人形(えどいしょうぎにんぎょう)
主な製造地
江戸川区、墨田区、台東区ほか
指定年月日
昭和59年11月1日
平成19年3月9日(国)

国:「江戸衣裳着人形」と「江戸甲冑」が「江戸節句人形」の名称で国指定を受けています。

伝統的な技術・技法
  1. 頭・胴体・手足づくりは、胡粉(ごふん)で5回以上の上塗りをする。
  2. 面相描きは、目ざらい又は描き目をしたのち、眉毛描き及び口紅さしをする。
  3. 胴組みは、針金を用いて手や足を組みつける。
  4. 着せ付けは、本仕立て衣裳又は和紙で裏打ちした衣裳を、綿又は木毛で肉づけして行う。
伝統的に使用されてきた原材料
桐塑(とうそ)及び木彫に使用する用材は、キリ
胴に使用するワラは稲ワラ等。
髪に使用する糸は絹糸(スガ)、または毛は人毛
着せ付けに使用する生地は、絹織物、綿織物または麻織物
沿革と特徴

3月3日の桃の節句は、今日でも欠かすことのできない年中行事の一つになっています。

この節句は、別名を「雛祭り」と呼ばれているように、ひな人形が主役となっています。

ひなの起源は古く、「源氏物語」にも記されています。はじめは、都の公家などのごく限られた人々の遊び道具であったものが、江戸時代に入り、世の中が安定し、広く庶民にも普及していきました。

江戸における人形作りが、一大飛躍を遂げたのは、5代将軍徳川綱吉の元禄年間(1688−1704)に、「十軒店(じゅけんだな)」で雛市を開設したことに始まるといわれています。

十軒店は、現在の中央区日本橋室町付近のことで、大変賑わったとの記録がのこされています。

江戸衣裳着人形には、三月のひな人形以外にも、5月の武者人形や尾山人形、歌舞伎人形、市松人形、御所人形などがあります。

わらなどの胴体に顔や手足を付け、衣裳を着せつけて完成させるもので、百を超える工程を、一つ一つ丹念に仕上げていきます。

江戸時代中期に爆発的な人気を博した大阪の歌舞伎役者「佐野川市松」の若衆姿をあらわした人形が、今日に市松人形の名前の由来ともなっています。

江戸衣裳着人形の特長は、江戸時代から受け継がれた技術・技法をもとに、現代的感覚を生かした美しさや可憐さにあるといわれ、これからも多くの人々の心をとらえていくことでしょう。

連絡先
産地組合名東京都雛人形工業協同組合
所在地〒111-0052 台東区柳橋2−1−9 東商センタービル4階
電話03(3861)3950
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