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25 東京籐工芸(とうきょうとうこうげい)

25 東京籐工芸(とうきょうとうこうげい)
主な製造地
足立区、台東区、豊島区ほか
指定年月日
昭和61年7月18日
伝統的な技術・技法
  1. 曲げは、火熱又は蒸気を用い、曲げ台などにより行うこと。
  2. 挽きは、ふし取りした丸籐の皮を割鉈ではいで銑(せん)で裏の身をとって、切出しで幅をきめること。
  3. 巻きは、骨組の接合部分などを皮籐(かわとう)、芯籐(しんとう)で巻き補強すること。
  4. 編みは、皮籐・丸芯・平芯で行い装飾性、強靭性など製品の用途に合せ正確に行うこと。
伝統的に使用されてきた原材料
トウ
沿革と特徴

籐は、主に東南アジアにだけ成長するヤシ科の植物です。その性質は、軽く堅牢で弾力に富んでおり、地球上でもっとも長い茎を持った植物といわれています。

竹と同じように節がありますが、中は空洞ではなく繊維になっています。太さは2ミリから50ミリぐらいまであります。

外皮が硬く細長い葉が交互に生えて、ところどころにとげがあります。特に、引く力に対する強度が極めて高く、キングコングがぶら下がったぐらいでは、びくともしません。

「編む」「組む」(編組工芸へんそこうげい)のもっとも身近な素材として利用されるのは竹ですが、竹は「巻く」「結ぶ」は苦手で、これを満たしたのが籐でした。

籐はしなやかさにも優れ、折や曲げに耐えられない竹に代わって、もっぱら「巻く」ことや「かがる」ことに利用されています。

竹篭の縁かがりに、しばしば籐が使われているのはこのためです。

中世の武将の手には「重籐(しげとう)の弓」が使われていましたし、刀槍の柄や筆、笛、尺八にいたる、様々なものに使われていました。

江戸時代には籐の網代編みの編笠、枕、草履の表などに使われ、明治時代には姥車(乳母車)や籐椅子が出現し、大正時代には芯籐の造形性が注目され、昭和の初期から、家具類やルームアクセサリーにも用いられ、籐の利用範囲はさらに拡大されていきました。

今日では籐製品は身近なものとなり、高温多湿の日本の夏には、ひんやりとしたはだざわりからホテルのロビーやレストランなどのほか、一般の家庭など様々な場所で使われています。

連絡先
産地組合名籐事業協同組合
所在地〒111-0052 台東区柳橋1−30−6 小西貿易(株)内
電話03(3862)3101
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