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32 江戸筆(えどふで)

32 江戸筆(えどふで)
主な製造地
台東区、豊島区、練馬区ほか
指定年月日
平成2年8月9日
伝統的な技術・技法
  1. 筆の種類、穂の毛丈に応じた原毛の選別を行う。長年に亙って培われた職人の勘だけが頼りとなる。
  2. 先出造りは、筆の命と言われる穂先を作り出す作業で、金櫛で梳きながら毛先を揃え、毛先の無い毛や逆毛を取り除く(さらい)。
  3. 型造りは、命毛・喉毛・腰毛の束をつくり、その束から一本分を取り出し、穂の形を作り出す作業で、毛の間のバランスを図り、穂先の美しさを出すには高度の熟練を要する。
  4. 練りまぜは、毛丈の違う毛を均一にまぜあわせる工程で、穂の良否を左右する。
  5. 芯立ては、こまを使って穂の芯を作り出す作業で、芯の固さ、穂先の弾力など指先の感触を頼りに毛の量を調整する。
伝統的に使用されてきた原材料
穂―山羊毛・馬毛・豚毛・たぬき毛・いたち毛・猫毛ほか
軸―竹・木
沿革と特徴

文房四宝の一つ「筆」は、「日本書紀」の推古天皇の18年(610年)3月の条に、高句麗僧曇徴(どんちょう)が「紙、墨の製法を招来した」と記されており、一応これが筆、墨、硯、渡来の嚆矢とされています。

以来、文化の発展と伝承に欠かすことのできない道具として、用途別に各種の筆が製造され、その製造技術も進歩改良されてきました。

江戸時代も中期には、商人の台頭とともに「寺小屋」が急増し、庶民の間にも筆が普及し大量に使われるようになり、江戸の筆職人の技術もさらに進歩し、多くの江戸名筆を生みました。江戸主流の製造法「練りまぜ法」は元禄期に細井広沢により確立された手法で、明治5年の学制発布と共に急速に広まりました。

関東大震災、第二次世界大戦の惨禍により、筆職人の多くは東京を離れましたが、東京に残った筆職人は、高級筆の製造に活路を見出し、技術技法の継承を図っています。

筆の穂先には山羊毛・馬毛・豚毛・たぬき毛いたち毛・猫毛などが使われます。中でも書道用の筆には中国産の山羊毛が多く使われ中でも首下、内腿部の毛が最良の毛として珍重されています。先出造りは、筆の命といわれる穂先を造りだす作業で、金櫛で梳きながら毛先を揃え、毛先の無い毛や逆毛を取り除きます。型造りは、穂の形を作り出す作業で、毛の間のバランスを図り、穂先の美しさを出すには高度の熟練を要します。練りまぜは、毛丈の違う毛を均一にまぜあわせる工程で、穂の良否を左右します。芯立ては、こまを使って穂の形を作り出す作業で、芯の固さ、穂先の弾力など指先の感触を頼りに毛の量を調整するものです。

連絡先
産地組合名一般社団法人東京文具工業連盟
所在地〒111-0053 台東区浅草橋1−3−14
電話03(3864)4391
ホームページhttp://www.bungu.or.jp/
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