トップページ > 伝統工芸品の紹介 > 40 江戸手描提灯(えどてがきちょうちん)

40 江戸手描提灯(えどてがきちょうちん)

40 江戸手描提灯(えどてがきちょうちん)
主な製造地
台東区、荒川区、墨田区ほか
指定年月日
平成19年12月19日
伝統的な技術・技法
  1. 文字の素描き:
    あたりを参考に、面相筆で文字の輪郭を素描きする。(1750年代に確立した技法)
  2. 家紋の素描き:
    あたりを参考に、面相筆で家紋の輪郭を素描きする。(1750年代に確立した技法)
  3. 塗り込み:
    素描の中を塗りこむ。薄墨を使う場合はどうさ液でにじみ止めを行う。(1750年代に確立した技法)
伝統的に使用されてきた原材料
火袋
高張提灯等(1700年代から使用)
沿革と特徴

16世紀の初め、室町時代文亀(ぶんき)年間(1501〜1504)に初期の提灯と認められる、籠提灯(かごちょうちん)が使われていたと言われている。室町時代の末期の天文(てんぶん)年間(1532〜1555)、今日の折りたたむ提灯の原型のものができたと考えられている。その後、安土桃山時代(1573〜1596)には、細い割り竹を丸く輪にして骨を作り、紙を貼り覆いし、上下に自由に伸縮できる様にし、底にろうそくを立てるようになった。提灯が一般に普及したのは江戸時代(1596〜1868)である。

江戸時代半ば頃から浅草近辺には多くの描き職人が仕事をしていた。明治時代の頃より、問屋制が発達し提灯製造業と提灯文字描き専門業の分業が進み、現在も東京の提灯屋は貼りあがった火袋に、家紋文字等を描き入れる事を仕事としている。提灯に描き入れる文字は一般的に江戸文字といわれ、神社仏閣に貼る千社札の原稿を提灯屋が描いていた。千社札は枠の中に文字を入れるが、提灯は枠の線が無いので少しのびのびとした文字になる。また、家紋は着物の紋付の入れ方と違い、白地に黒で家紋を描く。遠くからも見えやすく、線の入れ方を工夫しバランスを取り、描くのが特徴である。

連絡先
産地組合名東京提灯業組合
所在地〒116-0003 荒川区南千住2-29-6 泪橋 大嶋屋内
電話03(3801)4757
ページの先頭へ戻る