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5 東京銀器(とうきょうぎんき)

5 東京銀器(とうきょうぎんき)
主な製造地
台東区、荒川区、文京区ほか
指定年月日
昭和57年12月24日
昭和54年1月12日(国)
伝統的な技術・技法
  1. 成形は、@鍛金にあっては、地金を金鎚及び金具を用いて手作業で行い、Aヘラ絞りにあっては、地金を木型 に当て、木型を回転させてヘラ棒を用いて手作業にて絞り込む。
  2. 部品接合は、銀鑞(ぎんろう)付け、カシメ又は鋲止めによる。
  3. 加飾は、@模様打ちにあっては、金鎚又は鏨(たがね)を用い、A切嵌の図柄の切落し・絞金造りにあっては、糸鋸・切鏨(きりたがね)を用い手作業による。
  4. 色仕上げは、煮込み法又は金古美(きんふるび)液若しくはタンバン古美液を用いる。
  5. ヘラ絞りで成形したものは、加飾をする。
伝統的に使用されてきた原材料
純度1,000分の925以上の銀
沿革と特徴

銀製品が本格的に作られるようになったのは室町時代に各地で銀山が発見され、西洋より渡来した人々から新しい精練法を教授されてからのことだといわれています。

金属は叩いて薄く延ばしたり、熱を加え柔らかくしたり、溶かしたりしていろいろな形にすることができます。こうした金属の性質を利用して、古くから金・銀・銅・錫・鉄などを用いて武具・食器・仏具・装身具などがつくられてきました。

古代エジプトや中国では、銀の産出量が少なく、銀は金より貴重な物だったといわれています。ローマ時代の紀元5世紀頃には銀の産出量も増え、銀器が珍重され、貴族の宴会にはなくてはならないものとなりました。

欧米では銀製品が好まれ、富裕な家庭には立派な銀の食器が備えてあるそうです。こうしたことからイギリスには、裕福な家庭に生まれてくる子どもや、幸運に生まれつく子どものことを「銀のスプーンをくわえて生まれてくる」(be born with silver spoon in one's mouth) という諺があります。

日本の銀製品の良さは、慶応三年(1867)パリで開かれた万国博覧会で世界の人々に知られました。明治維新とともに、日本情緒豊かな肉厚の花器が東京でつくられ横浜の港から数多く輸出されました。戦後、外国人の往来が多くなった東京ではスプーン・フォーク・装身具類をはじめ銀製品の需要も拡大し、今日銀製品は東京が主要な産地です。なお、「純銀」とは純銀99.9%以上のものをいいます。

連絡先
産地組合名東京金銀器工業協同組合
所在地〒110-0015 台東区東上野2−24−4
電話03(3831)3317
ホームページhttp://www.tokyoginki.or.jp/
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