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7 多摩織(たまおり)

7 多摩織(たまおり)
主な製造地
八王子市
指定年月日
昭和57年12月24日
昭和55年3月3日(国)
伝統的な技術・技法
  1. お召織(めしおり)及び紬織(つむぎおり)は、先染め又は先練りの平織り、綾織り若しくは朱子織り(しゅすおり)又はこれらの変化織りとする。
  2. 風通織(ふうつうおり)は、ジャガード機又はドビー機を用いる先染め又は先練りの二重織とする。
  3. 変り綴(つづれ)は、先染めの平織り又は平織りの変化織りとする。
  4. 綟り織り(もじりおり)は、ジャガード機を用いる先染め又は先練りの搦(から)み織りとする。
伝統的に使用されてきた原材料
生糸、玉糸又は真綿のつむぎ糸
沿革と特徴

かいこ(蚕)飼ふ桑の都の青嵐市のかりやにさわぐ諸びとこれは、天正年間(1573−92年)における八王子城下の市場の賑わいを歌ったものです。

桑の都と呼ばれた八王子は、古くから養蚕と織物業が盛んで、この地では様々な織物が織られ続けてきました。

今日、多摩織とは、御召織(おめしおり)、風通織(ふうつうおり)、紬織(つむぎおり)、もじり織、変り綴の五つの織物の総称ですが、これらは八王子織物の長い歴史の集大成であるといえます。

京都の加茂川、桐生、足利の渡良瀬川に例をとるまでもなく、清流のほとりには優れた機織りの産地が発展しています。

多摩織のふるさと、八王子も例外ではなく、武州・相州・甲州の国境に源を発する秋川浅川の流れに囲まれこの流れとともに織物の歴史を刻んできました。

かつて八王子の市は、毎月4の日と8の日に開かれました。八王子の横山や八日市で開かれた市場が八王子織物を主要商品としてこの地域における商業圏に重要な役割を果たすようになるのは徳川家の関東移封後と考えられます。

八王子は武州と甲州の境に位置するために軍事上の枢要な地として関東総代官所及び千人同心が置かれ江戸西域の防衛にあたりました。

このことが八王子の地位を高めることになりました。

多摩織の生産工程の特色は、分業にあります。織物業、意匠紋紙業、糸染業、糊付業、整経業、絣加工業、捺染加工業、撚糸業、機拵業、整理加工業といった工程ごとに分化し専門化した職人が多摩織独特の渋い味わいを作り出しています。

連絡先
産地組合名八王子織物工業組合
所在地〒192-0053 八王子市八幡町11−2
電話042(624)8800
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