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9 江戸漆器(えどしっき)

9 江戸漆器(えどしっき)
主な製造地
台東区、中央区、足立区ほか
指定年月日
昭和57年2月4日
伝統的な技術・技法
  1. 下地造りは、こくそ、布着せ、さびつけ、中塗り又はとぎ等による。
  2. 塗りは、塗り立て、ろいろ塗り又は変わり塗りによる。
  3. 加飾は、蒔絵(まきえ)、螺鈿(らでん)又は沈金(ちんきん)による。
伝統的に使用されてきた原材料
漆は、天然漆とする。
木地は、クリ、ケヤキ、ホオノキ、サクラ又はカツラ若しくはこれらと同等の材質を有する用材とする。
沿革と特徴

私たちの暮らしの中で、古くから使われ続けてきた、漆塗りのお椀や重箱などは毎日の生活はもちろん、お正月やお祝事に登場し食卓を賑わしています。

今日でも親子数代にわたり大切に使っている家庭も多いことと思います。

漆は一度乾いてしまうと酸やアルカリなどの影響を受けず、熱や電気に対する絶縁性が強いという性質を持っています。

また塗料としての役割だけでなく、木地の汚れや腐食を防いだり強力な接着剤としての働きもします。

漆の木は、秋には鮮やかな紅葉となる落葉樹で、日本や中国などに成育分布している東洋の特産物といわれています。

第二次世界大戦までは、日本でも良質の漆が採れましたが、今日では、ほとんど中国から輸入したものを使っています。

一つの漆器ができあがるまでには、漆の木から液を採る「漆掻」や、お椀や重箱などの素地加工を行う「木地師」、漆を塗る「塗師」、文様を描き金粉や銀粉などを施す「蒔絵師」など幾人もの職人の手を経てできあがります。

また塗りの仕事は時間との闘いです。表面が乾いたからといってすぐ次の塗りに移ったのでは、中まで乾いていないこともあります。このため、特に慎重に行います。木地固めから下塗り、中塗り、上塗りまで漆を塗っては研ぎの作業を繰り返し行うため、根気のいる仕事です。

従って良い品物ほど塗りの回数が多いといわれています。

海外では陶磁器のことを「チャイナ(china)」と呼び漆や漆器は「ジャパン(japan)」と呼ばれていたように、日本では古くから多くの漆器が生産されてきました。

連絡先
産地組合名東京都漆器商工業協同組合
所在地〒111-0036 台東区松が谷3-17-11
電話03(3293)2501
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