中小企業BCP One Dayセミナー開催レポート


中小企業BCP OneDayセミナー 去る2011年7月28日、東京都立産業貿易センター浜松町館にて中小企業BCP OneDayセミナーを開催いたしました。

今回は10社の企業の皆様にご参加いただき、コンサルタント指導のもと、ワークショップ形式でBCP策定プロセスを実体験いただきました。

また、当日は都内区役所の方々などにも見学に来ていただき、東京都の取組をご紹介させていただきました。

OneDayセミナーの様子

簡単にセミナー当日の様子をご報告します。

東京都産業労働局商工部 経営支援課長 吉村 恵一

セミナー開催に先立ち、東京都産業労働局商工部経営支援課長の吉村恵一より、「3.11以降さらに高まっているBCPへの注目やその必要性、強い企業を作ることが強い東京を作ることにつながる」などの東京都としての想いをお話させていただきました。




株式会社国分電機 取締役本部長 赤司 善治 氏

平成22年度BCP策定支援事業参加企業による
BCP策定取組事例の紹介

株式会社国分電機 取締役本部長 赤司 善治 氏

昨年度の支援事業で策定されたBCPの内容、その後3.11が起きた際の被災状況などを、実際の写真なども交え、詳しく説明いただきました。

「中小企業は大企業と違い体力が無いため、事業の停止はすぐに生死に関わる問題になる場合が多い。だからこそ、速やかな判断、行動により、被害を最小限に抑え早期復旧しなければならない。そのためにはBCPは必要不可欠だ。」

また、BCP策定は初めから100%の完成を求めず、50%でも30%でも良いので前に進めることが肝心である、ということも強調されていらっしゃいました。

国分電機様 取組事例
リスク対策.com 紹介記事

災害シミュレーションからBCP策定スタート!

OneDayセミナーでは、まず初めに受講者の方に臨場感を持っていただくために、実際に被災したことを想定したシミュレーション訓練をおこなっていただきました。

災害シミュレーション

司会 「たった今、M7.3の地震が発生しました。あなたはまず何をしますか?」

社長 「まずは、机の下に隠れて、その後に社員の安否確認と家族の確認を行って・・・。それから現場の状況を把握するかな。」

コンサル 「安否確認の手段はどうされますか?」

社長 「電話か携帯メールかな。」

コンサル 「携帯、携帯メールは震災直後殆ど利用できません。では、どうやって安否確認をしますか?」

社長 「それでは安否確認ができないな!」

コンサル 「携帯メール以外で安否確認を行う方法は何がありますか?」

・・・・・などなど。活発なやり取りが各テーブルから聞こえてきました。

BCPの方針策定および文書化

セミナー風景

災害シミュレーションの内容を踏まえ、BCP策定に必要な情報を整理しました。

自社の最も重要な事業を行うのに必要な人・設備・部品・情報等のリソースが、ある理由で使用できなかった場合には、どのような手段で事業を継続させるのか。

たとえば、人員について考えた時、リーダー格の人にまったく連絡つかない場合はどうするのかなど、具体的な状況を想定しながら、自社に何が必要かを探りました。

そして、演習&改善

セミナー風景

策定したBCPを元に演習をおこないました。

演習をおこなうと、想定した事項に抜け漏れがあったこと、さらなる課題が明確になります。

最後に、自社に帰ってから取り組まなければならない課題、震災が起きた際の予防策などをまとめて終了です。
参加者には手書きのBCP文書と課題が記されたシートをお持ち帰りいただきました。

皆さん、一日頭をフル回転で考えたせいで身も心もグッタリとされていらっしゃいましたが、取り組むべき事が明確になったことで、気分だけはスッキリとされていたようです。
是非自社にお戻りになられても、BCP策定を継続して頂ければ幸いです。

参加者アンケート(抜粋)

【参加企業 業種】

・ガラス製造
・不動産投資
・環境プラント
・保育サービス
・福祉・介護
・熱供給事業
・不動産鑑定および土壌・地歴調査
・ゴム・プラスチック製品製造
・ビジネスアプリケーションサービス    等

Q.
当セミナーに申し込まれた理由を教えてください
A.
  • 早急にBCPを策定したい
  • 担当部署より出席したい旨の上申があった。会社としてBCPを策定する必要性を感じていた
  • 東日本大震災に対する対応ができず、反省することが多くあった
  • 危機管理は経営において重要だと思った。3.11後、充実が必要だと思った
  • 必要だと思っていたが、具体的にどうすれば良いかがわからなかったので
  • BCPを作成したいと考えていたが、具体的にどのようなものを作成していいか分からなかった
Q.
今回策定したBCPは今後に役立つ内容でしたか?
A.
Q.
御社の取引先や仕入れ業者等はBCPを策定していますか?
A.
Q.
経営判断として今後BCP策定を継続されますか?
A.
Q.
セミナーの良かった点を教えてください
A.
  • コンサルタントが付いてくださって細やかなアドバイスを頂けた事
  • わかりやすかった
  • 一回に濃縮した分、流れが理解できました
  • コンサルタントの方から適時アドバイスを頂けた点
  • 災害のイメージ⇒被災のイメージがし易かった
  • 具体性がかなり見えました。手を動かすことが多かったこと
  • 現状のビジネスの在り方にそって策定案を考えられたこと
  • コンサルタントの方と直接話し合いながら進められたこと
  • 考える際の検討フロー、社内で進めてみたい
  • BCPの考え方がよく整理されていてとても分かりやすかった
Q.
セミナーの改善点、気になった点を教えてください。
A.
  • 時間に比べて内容が濃密すぎてかなりタイトであったこと
  • 1日では多すぎる量だったのかもしれません。流れもよくコンパクトに教えてくださったとおもいます。
  • 1日の内容としては豊富過ぎて消化不良になりがち