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[2010年11月18日取材]
TCICを活用して、コスト削減!積極的な事業展開で急成長を遂げる
【株式会社エージェントゲート】

会社概要

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代表取締役の緑川大介氏。同社はTCIC卒業後も様々な事業に取り組み、成長を続けている

 千代田区九段下にある株式会社エージェントゲートは、システムの開発からコンサルティング、WEBプロモーションまでICTに関するサービス、ソリューションを提供する会社です。現在、同社は3つの事業を柱としており、WEBの開発、企画、広告などネット事業に関して、様々なサポートを行う「WEB広告事業」、同社のプロパー社員をエンジニアとして派遣する「ICTソリューション事業」、世界トップの独立系メモリーメーカーであるキングストン製フラッシュメモリーの卸を行う「マーチャント事業」を展開。大企業では対応できない、きめ細かいサービスをワンストップで提供しています。

 同社は平成19年、代表取締役の緑川大介氏によって設立されました。当初は緑川代表取締役が個人でWEB広告などのWEBサービス全般を手掛けていましたが、2期目より「ICTソリューション事業」を展開。その後、「マーチャント事業」をスタートさせました。オフィスも東京コンテンツインキュベーションセンター(TCIC)に移し、増員を行いながら、収益を上げて、急成長を遂げました。現在の社員数は契約も含めて、60名まで拡大しています。

 現在も積極的な事業展開を進めており、携帯向けのウィジェットやiPhone(※)アプリ、SNSアプリの開発、マルチプラットフォーム対応ADネットワーク事業、さらに単行本や漫画本を電子化する、書籍スキャニングサービス「ScaNow(スキャナウ)」を立ち上げるなど、時代のニーズをいち早く捉え、新たなサービスを提供し続けています。体制面でも3年後、5年後のさらなる拡大を見据え、経営理念の構築、会社の人事整理、販売管理システムの開発など組織作りにも力を入れており、今後もさらなる飛躍が期待されています。

(※)iPhoneはApple Inc.の商標です。
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    2010年8月より書籍スキャニングサービス「ScaNow」を開始。単行本や漫画本を電子化して提供している
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    同社が運営するクリック課金型のモバイルアドネットワーク広告「Formula for MOBLE」
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    広告の目的、予算、希望時期に合わせた配信が可能で、クライアントをフルサポート

企業情報

企業名 株式会社エージェントゲート
住所 東京都千代田区九段南3-8-11 飛栄九段ビルB1F
電話番号 03-4500-9361
資本金 20,000,000円
従業員数 60名
売上高 2010年5月 約4億8,000万円 / 2011年5月予想 6億5,000万円
代表者名 緑川 大介(ミドリカワ ダイスケ)
ホームページアドレス 株式会社エージェントゲート http://www.agentgate.jp/
書籍スキャニングサービス「ScaNow」 http://scanow.jp/
ADネットワーク事業「Formula for MOBLE」 http://www.formulas.jp/mobile/
主要製品 WEB広告事業
ICTソリューション事業
マーチャント事業

支援施策を利用した狙い

 設立当初は自宅で仕事を行っていたのですが、平成20年頃には会社の規模も大きくなり、オフィスを移転しないといけないと考えていました。その当時は中野区の融資相談を受けていまして、面接の際に中小企業診断士の方にオフィスを探しているということを伝えると、中野に東京都が開設した東京コンテンツインキュベーションセンター(TCIC)という施設があるということを教えて頂いたのです。

 実際に調べてみたところ、会議室やコピー室(共用スペース)、電源・電話回線、冷暖房、セキュリティ完備など、必要なものは全て揃っていましたので、何としても入りたいと考え、すぐに電話しました。審査を終えて入居が決まると、真っ先に引っ越しました。

支援活用の効果

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TCIC卒業後、九段下の新事務所に移転。社員一丸となって様々な事業を進めている

 平成20年に10名ほどでTCICへ入居したのですが、念願のオフィスということで、それまで以上に会社が一丸となりました。家賃も相場のほぼ半額で、駅からのアクセスも便利で、とても使い勝手が良かったです。初めは一部屋だけの契約でしたが、徐々に人も増え、部屋も手狭になりましたので、新たに面接を行い、最終的に二部屋を借りるまでになりました。また、当社はフリースペースなどを使用する機会も非常に多く、卒業までの間、この施設を120%活用することができたと実感しています。

 TCICへの入居時には、オフィスの設備面などを最優先で考えていたのですが、実際に入ってみて良かったのが、インキュベーションマネージャー(IM)による支援があったことです。経営に関するアドバイス、各種セミナーの開催、銀行やベンチャーキャピタルも紹介して頂きました。さらに、入居者交流会などを通して、様々な会社とマッチングする機会を提供して頂きました。

 入居後の業績においても、引き続き増収増益を続けることができました。その当時は、東京都が支援しているTCICに入居している会社であることを強調して、営業を行っていたほどです。結果的に、予定より早く目標を達成することができ、入居期間3年の予定が2年で卒業することになりました。
 卒業してから改めて感じるのは、引っ越しをするにも、事務所を借りるにも、多額のキャッシュが必要になるということです。その意味で、当社の場合はTCICを活用して、コストを抑え、その分雇用を増すことで、一気に成長することができました。当社が行ってきた事業に加え、TCICを活用したことで、現在の「エージェントゲート」を形作ることができたのだと思っています。TCICとのお付き合いは今も続いており、IMからいろいろなサポートを受けています。

今後の展望

 柱となる3つの事業に関しては、今後も成長を見込めるということで、さらに攻めていきたいと思います。また新しい事業もいろいろ展開しており、今年の7月に新事業として「ScaNow(スキャナウ)」というサービスを始めました。これは全国各地から送られてきた単行本や漫画本を、1冊100円で電子書籍化して納品するというものです。

 また、広告配信エンジン(ADネットワーク)も手掛けていて、これまでモバイル、PC、スマートフォン、それぞれのデバイスごとに広告配信エンジンがあったのですが、それを一つのプラットフォームで配信できる形のものをリリースいたしました。このほか、11月に当社の開発したiPhone Webアプリがテレビ局に採用されることが決まりました。今後もソーシャルアプリなど、ITの中の成長分野や、お客さんの求めている分野をいかに取り込んでいけるかを常に考えています。

【TCICへの入居を考えている方へ】
 国や都の支援については、助成金などいろいろあると思うのですが、TCICのような支援施設が最も実利があり、会社を作る人にとっても非常にメリットがあると思います。

 また、アドバイスやメッセージというものではないですが、私達のような卒業者が"歩く宣伝塔"になって、「昔、東京都のインキュベーションセンターにいたんですよ」といろいろなところで話すことが、TCICのブランドを広げていくことになりますので、卒業生が積極的に発信していくことも重要だと思っています。

お問い合わせ

東京都産業労働局商工部創業支援課 TEL:03-5320-4749