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[2011年2月2日取材]
アナログとデジタルの融合!見えないコードで、新たなソリューションを提供
【グリッドマーク株式会社】

会社概要

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見えないドットコード「Grid Onput(グリッドオンプット)」技術の事業展開を進めるグリッドマーク株式会社

 千代田区神田にあるグリッドマーク株式会社は、見えないドットコード「Grid Onput(グリッドオンプット)」技術を主とした、商品販売、ソリューションビジネス、及びドットコード発行に伴うライセンスビジネスを展開している企業です。同社は、代表取締役で法政大学の教授も務める吉田健治氏が、自動認識技術を基盤として開発した「Grid Onput」技術の事業化を目的に、2005年に設立されました。

 同社が開発した「Grid Onput」は、2ミリ角に300兆のコードを生成することができる、印刷型ステガノグラフィ技術(見えないデータを埋め込む技術)です。この見えないドットコードを印刷した紙面を、専用ペンの「Gスキャナー」でタッチするだけで、携帯電話やパソコンなどのデジタルメディアにリンクさせることができ、紙媒体にはない高い表現力を持たせることができます。操作はワンタッチで簡単に扱うことができ、ドットコードも見えないので印刷物のデザインを損ねることなく印刷することができます。

 現在は自動認識の枠を超え、教育、通販、広告、観光ガイド、企業向けの販売促進など、様々な分野へ活用の場が広がり、最近では、株式会社日本公文教育研究会の英語教材や箱根 彫刻の森美術館の音声案内ガイドなどの製品に採用されています。今後も、印刷物とデジタルメディアをつなげる技術として、さらなる普及と応用が期待されています。
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    インタビューに対応して頂いた吉田健治氏。同社代表取締役のほか、法政大学の教授も務める
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    見えないドットコードを「Gスキャナー」でタッチすることで、内蔵された情報を読み取る
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    株式会社日本公文教育研究会の新しいリスニング機器「E-Pencil(イー・ ペンシル)」に導入された

企業情報

企業名 グリッドマーク株式会社
住所 東京都千代田区神田須田町2-19
電話番号 03-5207-6641
資本金 10,000,000円
従業員数 10名
売上高 108,800,000円
代表者名 吉田 健治(ヨシダ ケンジ)
ホームページアドレス http://www.gridmark.co.jp/
主要製品 見えないドットコード「GridOnput」および各種スキャナー製品

支援施策を利用した狙い

 当社の「Grid Onput」は、国内で60件以上、海外でも30件以上の特許を取得しており、知的財産の視点から、この技術を評価してくれる機関はないかを調べていたところ、東京都ベンチャー技術大賞を知りました。

 東京都という日本の産業の中心であり、多くの競争相手がいる中で、当社の技術はどのぐらいのレベルで、本当に使えるものなのかどうか評価されたいという気持ちがあり、2009年の東京都ベンチャー技術大賞に実際に応募することにしました。

支援活用の効果

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箱根 彫刻の森美術館の音声ガイドにも「Grid Onput」が使用されている

 二次審査で行った製品プレゼンテーションでは、実際に審査委員の方々に当社の製品を見てもらいました。反応は非常に良く、予定していた時間を超えて、審査員から多くの質問を受けました。

 結果として、東京都ベンチャー技術大賞の大賞を取ることができなかったのは、とても残念でしたが、奨励賞を頂いたことにより、銀行などの金融機関からの信用度・信頼度は高くなったと実感しています。やはり、中小企業にとって資金繰りは大きなテーマのひとつですから、そこは非常に良かったです。

 その後も、東京都ベンチャー技術大賞を受賞した企業へのテレビ取材があり、それが当社製品の発売と同じタイミングだったので、その宣伝につながったということもありました。また、これは要望になりますが、中小企業は大手企業から仕事を頂いて成り立っている部分がありますので、賞の延長線上にその架け橋となるような勉強会や講演会の機会を設けて頂けると、中小企業にとってはさらに有益なものになるのではないでしょうか。

今後の展望

 当社では「Gパッド」と呼んでいるのですが、タブレット端末をうまく活用して、冊子をタッチしながら、番組を見る、ショッピングをする、コンテンツを見るなど、多様なサービスを提供できるものを創りたいと考えています。

 最近ではよく紙媒体は必要ないのではないかと言われますが、そんなことはないと思います。紙のメリットはとても多く、手軽に見れる閲覧性、所有し保管できる保存性、持ち運べる携帯性、そして一番大きいのが、「プッシュ型」ということです。例えば、インターネット上の膨大な広告にはなかなか目がいきませんが、カタログが届くとついつい見てしまう、それが「プッシュ型」の特徴です。インターネットの大きな利点はたくさんの情報を閲覧できることですが、その情報は動機があって初めて検索されるもので、より受動的です。反対に、紙はユーザーへ動機を与えられる、能動的なツールなのです。

 紙媒体で動機が与えられて初めて消費者は情報を求めます。その先のインターネットなどのデジタルメディアが、関連する情報を与えてくれる。そうしたアナログメディアとデジタルメディアの利点を融合した、幅広いサービスを提案していきたいと思っています。

【東京都ベンチャー技術大賞への応募を考えている方へ】
 審査委員への製品プレゼンテーションが、大きく影響すると思います。ここでわかりやすく形にしたものを見せることが大事です。また、製品は独自の技術なので特許を取得することをお勧めします。知的財産によって、会社の価値を高めることがひとつの戦略にもなると思います。

お問い合わせ

東京都産業労働局商工部創業支援課 TEL:03-5320-4763