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kamulier(カムリエ)の取組み 東京都文京区本郷3-2-15新興ビル1F

すべての人に食べる喜びを提供したい

食と歯科の専門家が
「噛む」「食べる」楽しさを提供する

噛むことと飲み込むこと、口から食べることにこだわりをもつお店『カムリエ』。お口の機能が低下し、介護食や嚥下調整食が必要な方や乳幼児の方に、見た目や香りを楽しめるスイーツを提供しています。誰もが食べる楽しさ、生きる喜びを感じられる生活のサポートをしている同店の具体的な取組みについて、株式会社ジーシーの岡田淳一氏、カムリエ店長の志水香代氏にお話を伺いました。

店名に込められた口から食べることへのこだわり

当店は2013年にオープンしました。歯科の専門家向け医療機器の総合メーカー、株式会社ジーシーがプロデュースしています。食と医療のエキスパートの協力を得て「口から食べ続けられるためにできること、いつまでもおいしさを楽しむ生活のためにできること」を提案したいという思いからオープンにいたりました。
店名の「kamulier(カムリエ)」は、「Welcome(ようこそ)」「Kamu(噛む)」「Sommelier(ソムリエ)」を組み合わせた造語で、『食事のおいしさ・食べることを伝える人、場所』という表現が込められています。
1番人気はなめらかで飲み込みやすいスイーツです。世界で活躍するパティシエの辻口博啓氏と歯科医療の専門家とともに考案した新感覚のスイーツを提供しています。このケーキはスポンジ生地に特徴があります。口の中の水分を奪うスポンジ生地はむせる原因の1つです。なめらかで、これまでにない口どけのよい食感になるよう工夫をしています。見た目も鮮やかですし、味も家族が一緒に食べられるおいしさで人気があります。ケーキは全国(離島を除く)配送もしています。
その他にカフェでは“とろみ付きカクテル風ソーダ”などもあり好評です。
噛む力・飲み込む力のレベル別の介護食品や使いやすさに拘った食器・カトラリー、食べる姿勢を支える椅子などスタッフがセレクトした商品を販売しています。

使いやすさに拘った食器・カトラリー

お客様の『食べる』をサポートする専門スタッフ

お客様の層ですが、ランチは近隣で働いているビジネスパーソンの方が多くいらっしゃいます。そのため、午後の仕事に力が入るメニューをご提供しています。ティータイムには、施設が近くにあることから、ご高齢の方やそのご家族の方、車椅子で来店される方もいらっしゃいます。
まだ週に数人のペースですが障害をお持ちの方もご来店されます。最近では、「退院時に医師から食事の指導を受けた」と当店に相談に来られる方が多くいます。専門職と一般の方の言葉の壁の不安、介護食の作り方など、退院後の食生活を心配されている方が多いようです。
介護食料理教室やセミナーには医療従事者や在宅で介護をしている方、ご家族の方がいらっしゃいます。
お店にはパティシエ、管理栄養士、歯科衛生士が在籍しています。お悩みに合わせ、専門のスタッフがご家庭でのセルフケアのポイントをアドバイスしております。
『食べることは生きること』ですので、栄養の整ったおいしい食事といっしょに、いつまでも美味しさを楽しめる口腔環境のために毎日の生活の中で出来ることをお伝えしています。

噛む力・飲み込む力のレベル別介護食品むせないケーキ

「食べたい」みなさんの集う場所、kamulier(カムリエ)

同じ空間で同じものが食べられる喜び。それが、カムリエのケーキです。
食を通してその周りの環境も整え楽しくなるように、と考えています。見た目や味も分けへだてなく「いっしょに美味しく食事を楽しめる」こと。食形態にあわせた料理教室や、職人が心を込めて作った手に馴染むカトラリーなど、お客様の「食べたい」という気持ちを大事に考えています。対象者の方に合わせたものが提供できる空間作りにより、みなさんの集う場所になっていることが喜ばれているのではないでしょうか。スタッフ一同、皆さまのご来店を心よりお待ちしております。

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