高病原性鳥インフルエンザQ&A(東京都)

鳥インフルエンザに関するお問い合わせについては、それぞれの専門の部署で受け付けております。
お問い合わせの電話番号と時間については、お手数ですが、次の相談窓口にお願いします。

目次

1.鳥インフルエンザについて

Q1

鳥インフルエンザとはどんな病気ですか?

A1

鳥インフルエンザとは、鳥類がA型インフルエンザウイルスに感染して起こる病気です。鳥類に感染するA型インフルエンザウイルスを総称して鳥インフルエンザウイルスと呼びます。
鳥インフルエンザウイルスに感染して発病するのは、鶏や七面鳥等の家きんが主で、野鳥が発病することはまれです。
平成23年に改正された家畜伝染病予防法の規定では、家きん(鶏、うずら、あひる、きじ、だちょう、ほろほろ鳥及び七面鳥)が、国際獣疫事務局(OIE)の診断基準により高病原性鳥インフルエンザウイルスと判定された*1A型インフルエンザウイルスに感染した場合、「高病原性鳥インフルエンザ」と呼びます。また、家きんが高病原性鳥インフルエンザウイルス以外のH5またはH7亜型のA型インフルエンザウイルスに感染した場合を「低病原性鳥インフルエンザ」と呼び、どちらも同法に基づく厳重なまん延防止措置が行われます。これ以外のA型インフルエンザウイルス感染による鶏、あひる、うずら、七面鳥の病気は「鳥インフルエンザ」と呼ばれます。これらの疾病を診断した獣医師は、同法に基づく届出が義務づけられています。

*1鶏の静脈内に接種すると、鶏を高率に死亡させる、又はHAタンパク質の開裂部位のアミノ酸配列が高病原性である鳥インフルエンザウイルス。

Q2

家きんに高病原性鳥インフルエンザが感染するとどうなりますか?

A2

感染群では死亡する家きんが増加します。症状は、元気消失、食欲・飲水欲の減退、産卵率の低下、呼吸器症状、下痢、肉冠・肉垂・顔面の腫れやチアノーゼ、脚の浮腫や皮下出血、神経症状などが見られます。時には家きんに明瞭な症状が認められないまま、短期間に多数の家きんが死亡することもあります。

Q3

家きんに低病原性鳥インフルエンザが感染するとどうなりますか?

A3

不顕性感染(感染しても症状が出ないこと)や一時的な元気消失、産卵率の低下等が認められる程度の場合もあります。しかし、H5又はH7亜型ウイルスの場合、感染当初は低病原性であっても、家きん間の感染を繰り返すうちに高病原性に変異することがあるため、高病原性鳥インフルエンザと同様に厳重なまん延防止措置が行われます。

Q4

国内における家きんでの発生状況を教えてください。

A

2010年11月に島根県(1戸)の養鶏場で強毒型のH5N1亜型ウイルスによる発生がありました。その後2011年1月下旬から3月中旬にかけては、宮崎県(13戸)、鹿児島県(1戸)、愛知県(2戸)、大分県(1戸)、和歌山県(1戸)、三重県(2戸)、奈良県(1戸)及び千葉県(2戸)で発生が確認され、すべて強毒性のH5N1亜型ウイルスでした。
2014年4月には、熊本県(1戸)、同年12月から2015年1月にかけては宮崎県(2戸)、山口県(1戸)、岡山県(1戸)及び佐賀県(1戸)での発生が確認され、すべて高病原性のH5N8亜型ウイルスによるものでした。最新情報については、農林水産省のホームページをご覧ください。

Q5

アジアにおける家きんでの発生状況を教えてください。

A5

インドネシアでは継続的に発生が確認されています。また、その他の国での発生状況は以下のとおりです。

  • 2014年以降に高病原性鳥インフルエンザが確認された国・地域
    インド、ネパール、ベトナム、カンボジア、マレーシア、中国、台湾、韓国、北朝鮮(5月19日現在)
  • 2014年以降に低病原性鳥インフルエンザが確認された国
    中国、香港、台湾(5月19日現在)

詳細は農林水産省のホームページをご覧ください。

Q6

高病原性鳥インフルエンザウイルスが海外から日本へ侵入するルートには、どんなものがありますか?

A6

日本への侵入ルートは以下の場合が考えられます。

  1. 輸入された鳥類が感染していて侵入する場合
  2. 渡り鳥や野鳥が感染していて侵入する場合
  3. 発生国から人が持ち込んで侵入する場合発
  4. 発生国からの輸入肉・卵などから侵入する場合

なお、鶏を含む全ての鳥類及びその肉や卵は、国が行っている輸入検疫で監視されており、現在、高病原性鳥インフルエンザ発生国からの輸入は停止されているため、このルートでの侵入の可能性はありません。また、輸入可能な国からの鳥類及びその肉や卵の輸入に関しては、原則として、輸出国政府機関発行の検査証明書(高病原性鳥インフルエンザに係る無病証明等)の添付が義務づけられています。詳細は、厚生労働省検疫所のホームページ及び農林水産省動物検疫所のホームページをご覧下さい。

Q7

ウイルスが農場へ侵入するルートには、どんなものがありますか?

A7

農場への侵入ルートは以下の場合が考えられます。

  1. ウイルスに感染している家きんを導入した場合
  2. ウイルスに汚染された器材・車両・卵ケースなどを持込んだ場合
  3. 人の衣服、手、長靴などを介してウイルスが持ち込まれた場合

この他に、感染した野鳥やウイルスに汚染したハエ等の衛生害虫、ネズミ等の衛生動物や野生動物がウイルスを持ち込む可能性があります。

Q8

東京都の高病原性鳥インフルエンザ防疫対策は?

A8

万一の発生に備え、関係機関との連絡体制の整備、高病原性鳥インフルエンザに関する情報収集、迅速診断のための機器整備、防疫作業に従事する職員の研修及び訓練並びに発生時に使用する防護服や消毒薬といった防疫用資材等の備蓄を行っています。
また、養鶏農家に対しては、モニタリング検査及び立入検査等による監視体制の強化を図るとともに、ウイルス侵入防止等の衛生管理指導、異常家きんの早期通報の周知徹底等を行っています。

Q9

養鶏農家が行なうべき高病原性鳥インフルエンザ対策は?

A9

養鶏農家の方々は、家畜伝染病予防法施行規則に定められた飼養衛生管理基準を守るため、以下の事項を参考に高病原性鳥インフルエンザ対策に取組んでください。

  1. 家畜保健衛生所から提供される情報や農林水産省ホームページの閲覧等を通じて、家畜防疫に関する情報を積極的に把握すること。
  2. 農場を衛生管理区域とそれ以外の区域とに分けて適切に管理すること。
  3. 衛生管理区域の出入口の数を最小限にすること。また、必要のない人を立ち入らせないようにするため、看板を設置するなどの措置を講ずること。
  4. 衛生管理区域の出入口付近に消毒設備を設置し、出入りする人や車両の消毒をさせること。
  5. 鶏舎の出入口付近にも消毒設備を設置し、出入りする際に手指や靴の消毒をさせること。
  6. 衛生管理区域専用の衣服と靴及び鶏舎ごとの専用の靴を用意して履き替えること。また、外部から持込む器具は消毒してから持込むこと。
  7. 当日に他の畜産施設に立入った人、過去1週間以内に海外から入国した人などを衛生区域に入れないこと。やむを得ない場合は、消毒措置を徹底すること。
  8. 鶏に与えるエサに野生動物の排泄物が混入する恐れがないよう適切に保管すること。
  9. 鶏舎内にスズメやカラスなどの野鳥、タヌキなどの野生動物が侵入しないよう措置を講ずること。水は水道水などの飲用に適したもの又は消毒したものを給与すること。
  10. 鶏舎や器具は定期的に消毒すること。
  11. 鶏の健康観察を毎日行うこと。
  12. 鶏を導入するときは、相手先の農場の衛生状況を十分確認すること。
  13. 異常を発見した場合は、速やかに家畜保健衛生所に通報すること。
  14. 万一の発生に備え、埋却処分のための土地を確保するよう努めること。
  15. 日常の飼養管理(管理区域に立入った人、死亡羽数、産卵数、導入状況、出荷状況、飼料購入状況及び鶏卵販売状況など)の記録をつけること。

2.食品関係

Q1

鶏肉や鶏卵を食べて鳥インフルエンザに感染することはありますか?

A1

鳥インフルエンザについては、これまで、海外では感染家きんと密接に接触した人等への感染事例が報告されていますが、鶏肉や鶏卵を食べたことによって人に感染した事例の報告はありません。
内閣府食品安全委員会も鶏肉や鶏卵は「安全」とする見解を示しています。詳細は食品安全委員会のホームページをご覧下さい。

Q2

市販されている鶏肉や鶏卵は安全ですか?

A2

鶏肉、鶏卵を食べることにより、人が鳥インフルエンザウイルスに感染した例はありません。鶏卵を「生」で食べることが健康を損なうおそれがあるとの知見はこれまでありませんが、不安な方は、加熱(中心部が70℃に達する加熱)することをおすすめします。また、鶏肉は、食中毒予防の観点から、十分加熱して食べてください。

Q3

発生農場から食品として流通した鶏肉や鶏卵は回収する必要があるのでしょうか

A3

一般に食鳥処理場や卵選別包装施設などで食用に処理された鶏肉や鶏卵は、ウイルスに汚染している可能性や、これを通じて家きんがウイルスにさらされる可能性が低いことから、家畜衛生の観点から回収する必要はないとされています。
さらに、食品としての鶏肉、鶏卵を食べることにより、人が鳥インフルエンザウイルスに感染したという報告はないことから、食品衛生の観点からも回収する必要はありません。

3.人への感染の可能性

Q1

鳥インフルエンザは鳥からヒトに感染しますか?

A1

鳥インフルエンザは、主に鳥を宿主としているため、容易にヒトには感染しません。しかし、鳥インフルエンザウイルスの中でもH5N1亜型については、2003年以降、世界16か国で約859例のヒトの感染例が確認されています。(厚生労働省ホームページより)
一方、わが国ではこれまでヒトの感染例の報告はありません。(2017年6月15日現在)

Q2

鳥インフルエンザは、どのような場合にヒトに感染するのですか?

A2

鳥インフルエンザのヒトへの感染は、感染した鳥との濃厚な接触が原因であり、鳥の排泄物や体液に接触した場合に感染する可能性があると考えられています。
また、感染した家きんの肉や卵については、十分に加熱すれば安全であると考えられます。

Q3

鳥インフルエンザが、ヒトに感染するとどの様な症状がでますか?

A3

ウイルスに感染して概ね2日~8日の潜伏期間の後に発病します。症状は、通常のインフルエンザに似た高熱、咳などの他、さらに重症の肺炎や多臓器不全を伴い重症化して死に至る場合もあります。

Q4

鳥インフルエンザ(ヒト)の予防のポイントは?

A4

鳥インフルエンザが発生している地域では、鳥との濃厚な接触を避けるようにしましょう。死んだ鳥や、鳥の排泄物にも触れないようにしてください。また、鳥や動物に触れた後は流水と石鹸で手洗いをします。手指にすり込むタイプのアルコール製剤も有効です。

Q5

鳥インフルエンザに感染したヒトからヒトへの感染はありますか?

A5

鳥インフルエンザの発生地域において、感染した子どもを看病した家族内での感染が疑われる事例も報告されていますが、ヒトからヒトへの感染は大変まれです。

Q6

鳥インフルエンザの流行地域とは?

A6

家きんにおける高病原性鳥インフルエンザ及び低病原性鳥インフルエンザの国内・海外の発生状況(流行地域)については、農林水産省ホームページより確認できます。

Q7

鳥インフルエンザの流行地域(海外)へ旅行に行っても大丈夫でしょうか?

A7

現在、WHOからは特に渡航制限は出ておりませんが、流行地域では生きた家きんを売る市場、家きん飼育場などでの家きんとの接触を避けるよう勧告が出ています。

Q8

海外の流行地域または国内の発生地域で鳥と接した後、発熱・咳などの症状があります。どうすればいいですか?

A8

海外の流行地域または国内の発生地域で、おおむね10日以内に鳥と接した後、急な発熱(38℃以上)、咳などインフルエンザ様の症状が出た場合は、最寄りの保健所に電話でご相談ください。

Q9

ヒトのインフルエンザワクチンは鳥インフルエンザに対して有効ですか?

A9

ヒト用のインフルエンザワクチンは、A型、B型の抗原が入ったものですが、鳥インフルエンザに対しては効果がありません。しかし、ヒトが鳥インフルエンザと季節性のインフルエンザに同時に感染すると、ウイルスが変異して新型のインフルエンザウイルスが生まれるおそれもあります。このため、養鶏場関係者など鳥と直接接触する可能性のある方には、毎年インフルエンザの予防接種を受けることをお勧めします。

Q10

鳥インフルエンザにヒトが感染した場合の診断と治療は?

A10

発熱、咳などの症状の有無、鳥との接触歴、流行地域などへの渡航歴を確認し、必要に応じて血液検査、胸部レントゲン検査などが行われます。鳥インフルエンザウイルスに感染している可能性が高い場合は、ウイルスの遺伝子検査など精密検査を行う場合もあります。
治療は、抗インフルエンザウイルス薬を中心として、呼吸器症状や全身状態に応じて行われます。

Q11

鳥インフルエンザに感染した場合、隔離されますか?

A11

現時点では、鳥インフルエンザ(H5N1またはH7N9)と診断された場合に限り、感染症法の「二類感染症」としての扱いになり、原則、入院勧告となります。H5N1亜型及びH7N9亜型以外の鳥インフルエンザについては「四類感染症」のため、入院勧告の必要はありませんが、症状から入院が必要となる場合もあります。

Q12

鳥インフルエンザに感染した場合、自宅などの消毒は必要ですか?

A12

インフルエンザは飛沫感染が主体ですが、手指を介した接触感染もあります。患者の痰などが付着した場所や、患者が直接触れた部分(ドアノブや手すりなど)は消毒が必要な場合もあります。消毒液は、消毒用エタノールなどを使用します。方法については保健所の指導をお受けください。

4.ペット関係

Q1

ペットで家きんを飼っています。どんなことに気をつけたらいいですか?

A1

国内で高病原性鳥インフルエンザが発生したからといって、これまでペットとして家庭で飼われている家きんが直ちに危険になるということではありません。国内で発生した高病原性鳥インフルエンザの感染経路として、専門家は、日本に飛来する渡り鳥が運んできたウイルスが、衛生害虫や野生動物、人や物に付着して鶏舎内に持ち込まれた可能性を指摘しています。飼っている家きんに感染させないように、特に次のことに注意してください。

  1. ペットの家きんを渡り鳥などの野鳥に接触させない。
    • 飼養ケージを点検、補修して、野鳥が侵入できる穴などはふさぐ。
  2. 野鳥の糞などがペットの家きんの水や餌を汚染しないように気をつける。
    • 水や餌は毎日取り替えて、常に清潔なものを与える。
    • 餌は野鳥が侵入しない場所に保管する。
    • 野鳥が飛来する池の水を鳥の飲水に利用しない。
  3. 人がウイルスを持ち込まないように気をつける。
    • 飼育舎に入る際は、専用の長靴にはきかえる。入り口に、消毒液の踏み込み槽を設置するとなお良い。
    • 飼主は高病原性鳥インフルエンザが発生している地域などへの旅行する場合は、養鶏場や生鳥市場等への訪問は控える。
    • 鶏を飼養する場所に関係のない人が立ち入らないように注意する。
  4. 鶏の様子を毎日よく観察し、異常がみられたらすぐに動物病院に受診することも大切です。
    • 鳥インフルエンザに限らず、動物にも様々な病気があり、その中には人に感染する病気もあります。糞尿は、手袋やマスクなどを着用して速やかに処理し、飼育小屋は毎日清掃しましょう。動物には清潔な食べ物を与え、動物の衛生を保ち、動物に触った後は、手洗い・うがいを行うなどの日常の衛生管理をすることが大切です。
Q2

飼っている家きんが高病原性鳥インフルエンザに感染しているか検査できますか?

A2

家きんが高病原性鳥インフルエンザに感染すると、高率に発病し死亡します。(低病原性鳥インフルエンザや鳥インフルエンザでは、元気消失など軽い症状の場合もあります。)飼っている家きんが元気であれば、感染していることはまずありませんが、急死したり、異常な症状がみられた場合は、動物病院へ受診し、獣医師等を通じて検査の必要があると判断されたら、家畜保健衛生所で検査を行います。

Q3

心配なのでペットの家きんを手放したいのですがどうしたらいいですか?

A3

家庭などで隔離して飼われている家きんは、感染の危険は少ないといえます。安易に公園や河川敷に捨てることは、逆に野鳥や水鳥などとの接触の機会を増やし、鳥インフルエンザを発生、まん延させる原因になるので、厳に慎んでください。また、飼っている動物を捨てること(遺棄)は「動物の愛護及び管理に関する法律」で罰せられます。安易に手放したりせず、冷静な対処をお願いします。

Q4

隣の家で家きんを飼っていますが、大丈夫ですか?

A4

飼っている家きんが元気は勿論、万一、近隣の養鶏場等で発生が確認されたとしても、感染家きんと直接接触するような事がない限り、人への感染の心配はありません。
鳥インフルエンザウイルスは、通常、人に感染しません。しかし、きわめてまれに鳥インフルエンザウイルスが人に感染することがありますが、これは感染した鳥と濃厚に接触した場合(感染した鳥またはその死骸や内臓、排泄物等に濃厚に接触した場合)に限られています。

Q5

ペットでセキセイインコを飼っているのですが、大丈夫ですか?

A5

国内で高病原性鳥インフルエンザが発生したからといって、これまでペットとして家庭や学校で飼われている鳥が直ちに危険になるということではありません。室内で飼育している鳥が感染する危険性はほとんどありません。野外で飼育している場合は、日常の飼養衛生管理を適切に行ってください(具体的な注意事項については、Q1参照)。冷静な対応をお願いします。

Q6

ペットの小鳥の元気がないのですが、鳥インフルエンザでしょうか?

A6

小鳥の健康異常には様々な原因があります。一般に小鳥の病気は急激に悪化しやすいので、早めに獣医師に相談してください。

Q7

ペットの鳥が死んだのですが、どうしたらいいですか?

A7

鳥は生き物ですから、人と同じようにいつかは死んでしまいます。そして、その原因も様々ですから、鳥が死んだからといって直ちに鳥インフルエンザを疑う必要はありません。鳥インフルエンザにかかった鶏は、次々に死んでいくことが知られていますので、原因がわからないまま、鳥が次々に連続して死んでしまうということがない限り、鳥インフルエンザを心配する必要はありません。
原因がわからないまま、鳥が連続して死んでしまったという場合には、素手で触ったりせずに、なるべく早く、獣医師に相談してください。
死んだ原因がわかっている場合は、民間の動物霊園に依頼するか、また区市町村の清掃担当課・地域の清掃事務所などに相談してください。診察した獣医師や清掃担当課・清掃事務所などの指示があるときにはそれに従ってください。
なお、いずれの場合でも動物の死体はゴム手袋などをして扱い、素手では直接触れないようにしてください。

Q8

外国で猫が鳥インフルエンザに感染したと聞きましたが、ペットの猫は大丈夫ですか?

A8

高病原性鳥インフルエンザに猫が感染した例がドイツで報告されました。また、過去には、タイで、動物園のトラが感染したことの報告があります。
これは、鳥インフルエンザに感染した生の鶏を餌として与えられたり、感染した鳥やその死骸、糞などに接触したためと考えられています。国内で普通に飼われている猫は、鳥インフルエンザに感染した鶏を食べたり接触することはないので、心配ありません。
また、感染した猫から人間に鳥インフルエンザが感染した例は、これまで報告されていません。

Q9

ペットの猫に鶏肉を原料にしたペットフードを与えても大丈夫ですか?

A9

市販のペットフード(ドライ、缶詰)は、「愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律」(ペットフード安全法)に基づき、「病原微生物により汚染された原材料を用いないこと」や「製造過程で加熱、乾燥する際には微生物を除去するのに十分な効力を有する方法で行うこと」などの基準に従い製造されていますので、心配ありません。

Q10

ペットの猫が野鳥を食べてしまいました。鳥インフルエンザに感染しませんか?

A10

国内で鳥インフルエンザが発生しても、直ちに野鳥や野鳥を食べた猫が危険になるということはありませんが、野鳥は様々な病原体や寄生虫を持っている可能性があります。また、野生動物の保護の面からも、ペットの猫が野鳥を食べることは好ましくありません。屋内で飼育するなど、猫が野鳥を食べないように気をつけてください。

5.学校の鳥類関係

Q1

子どもの通う小学校で家きんを飼っていますが、大丈夫ですか?

A1

国内で高病原性鳥インフルエンザが発生したからといって、学校で飼われている家きんが直ちに高病原性鳥インフルエンザにかかる危険性が高いということはありません。むしろ、学校できちんと管理され、隔離して飼われている家きんは、感染の危険は低いといえます。飼っている家きんが元気であれば、まず心配ありません。飼育小屋に病気を持ち込まない、また持ち出さないためにも日常の衛生管理を心がけることが大切です。(具体的な注意事項については、ペット関係Q1参照)

Q2

学校で家きんを飼っています。どんなことに注意したらいいですか?

A2

家きんの様子を毎日よく観察し、健康に異常が見られたらすぐに獣医師に相談してください。また、飼育小屋にウイルスを持ち込まないよう、立ち入りの際は十分注意してください。(具体的な注意事項については、ペット関係Q1参照)

Q3

学校で飼っている鳥が死んだのですが、どうしたらいいでしょうか?

A3

連続して複数の鳥が死ぬなど鳥の異常死を発見した学校は、教育委員会に報告するとともに、獣医師に相談してください。
獣医師が検査の要否を家畜保健衛生所に確認した結果、検査をする必要があると判断された場合は、家畜保健衛生所が学校に対して状況を確認した上で検査を行います。
なお、獣医師に相談できない場合は、下記の相談窓口にお問合せください。

6.野鳥その他

Q1

庭にハトや野鳥がよく来るのですが、大丈夫ですか?

A1

鳥インフルエンザウイルスは多種の鳥に感染すると言われていますが、人への感染事例は、病気の家きんと近距離で濃密に接触した場合などに限られます。これまで、日常の生活において野鳥から感染した例はありません。しかし、一般的には野生動物にも様々な病気があり、その中には人に感染する病気もあります。野鳥への過度な接触・給餌等は控え、糞尿には直接触れないようにすることが大切です。

Q2

野鳥が死んでいます。どうしたらいいですか?

A2

野鳥は、厳しい自然環境の中で生活しているので様々な原因で死亡します。飼われている鳥と違って、エサが取れずに衰弱したり、環境の変化に耐えられずに死んでしまうこともあります。また、野鳥は鳥インフルエンザ以外にも様々な病原体や寄生虫を持っていたりします。死んだ野鳥を取り扱う場合には鳥インフルエンザだけでなく、こうした人と動物の共通感染症の病原体や寄生虫に感染防止に注意することが重要です。
野鳥が死んでいるのを見つけた場合には、細菌や寄生虫に感染しないよう、死亡した鳥を素手で触らずにビニール袋に入れて、きちんと封をして廃棄物として処分することが可能です。このような場合には直ちに相談していただく必要はありません。
なお、野鳥が特に目立った傷などもなく、多数まとまって死んでいる場合には、野鳥についての相談窓口にご連絡下さい。

Q3

道路に生きた鳥が捨てられています。どうしたらいいですか?

A3

遺失物または遺棄として、警察に届け出てください。

7.融資制度

Q1

高病原性鳥インフルエンザの影響を受けて売り上げが減少しているが、中小企業や畜産農家に対する融資制度はないですか?

A1

8.相談窓口に掲載のとおり、中小企業の方は 「中小企業のための相談窓口」に、畜産農家の方は、「畜産農家のための融資制度相談窓口」にご相談ください。

8.相談窓口

都内の農家の方のための相談窓口(家畜保健衛生所)

平日昼間(9時から17時まで)
TEL:042-524-8001
夜間(17時から翌9時まで)及び土曜・日曜・祝日における緊急時の連絡先
TEL:090-6941-4315

一般の方のための相談窓口

鶏、あひる、うずら、きじ、だちょう、ほろほろ鳥、七面鳥についてのご相談
平日昼間(9時から17時まで)
産業労働局農林水産部食料安全課 TEL:03-5320-4845
上記以外のペットの鳥についてのご相談
平日昼間(9時から17時まで)
(23区)動物愛護相談センター TEL:03-3302-3507
または福祉保健局健康安全部環境保健衛生課 TEL:03-5320-4412
(多摩)動物愛護相談センター多摩支所 TEL:042-581-7435
または福祉保健局健康安全部環境保健衛生課TEL:03-5320-4412
野鳥についてのご相談
平日昼間(9時から17時まで)
(23区)環境局自然環境部計画課 TEL:03-5388-3505
(多摩地区)多摩環境事務所自然環境課 TEL:042-521-2948
鶏肉や卵などの食品についてのご相談
平日昼間(9時から17時まで)
ご自宅の最寄りの保健所
鳥インフルエンザのヒトへの感染についてのご相談
平日昼間(9時から17時まで)
ご自宅の最寄りの保健所

中小企業のための相談窓口

平日昼間(9時から17時まで)
産業労働局金融部金融課 TEL:03-5320-4877
東京信用保証協会 TEL:03-3272-3151

畜産農家のための融資制度相談窓口

平日昼間(9時から17時まで)
産業労働局農林水産部農業振興課畜産振興担当 TEL:03-5320-4842